三島由紀夫展-「肉体」という second language

    町田市民文学館 ことばらんど | 東京都

    没後50年を迎える現在まで、世界中で読み継がれている作家・三島由紀夫の文学展を開催します。 少年期から類いまれな文学の才能を発揮し、川端康成の支持を受けて戦後文壇に登場した三島は、『仮面の告白』で職業作家としての地位を確立します。初期作品に肉体の存在感が希薄だったのは、生来虚弱であったがゆえに、常に健康への不安と肉体的コンプレックスを感じていたことが影響していました。しかし、30歳でのボディビルとの出会いが、「福音が訪れた」と表すほど大きな変化をもたらします。肉体改造に取り組み、外国語を学ぶように「肉体」と向き合ううちに、他者と自分の現実感覚の一致を確信し、『金閣寺』『鏡子の家』『憂国』などの代表作を次々に発表。作家としての充実期を迎えます。やがて健康を目指すために鍛えられた肉体は、作品にも繰り返し描かれた、三島が心の深部で願う「悲劇」を実現するためのものとなっていきました。本展では、この「肉体」をキーワードに、自筆原稿や創作ノート、書簡などから、三島作品を紐解きます。 また、三島は1964年の東京オリンピックの際に新聞社の特派員となり、開会式や各競技の観戦記を執筆しています。会場内にはそれらを紹介するコーナーも設け、作家の言葉から先の東京オリンピックを回顧します。
    会期
    2020年1月18日(土)〜3月22日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~17:00
    料金
    無料
    休館日 月曜日(ただし、2月24日は開館)、2月13日(木曜日)、3月12日(木曜日)
    公式サイト https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/tenrankai/20190930182208087.html
    会場
    町田市民文学館 ことばらんど
    住所
    〒194-0013 東京都町田市原町田4-16-17
    042-739-3420
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