《前立「龍」》

この作品の応援メッセージを見る

《前立「龍」》(本小札色々縅二枚胴具足より) 江戸時代中期

もりおか歴史文化館


盛岡藩主が着用した儀式用の式正鎧として古式を踏まえて制作された具足。歴代当主を描いた「南部氏歴代当主画像」に9代藩主・南部利雄がこの鎧を着用した姿が描かれている。兜は黒漆塗四十四間四方白筋兜で、黒漆で固めて金箔を施した大振りな鍬形、中央には木彫りに金泥塗の龍の前立が据えられている。


担当者からのコメント

間近で見るととても迫力のある龍の前立。「南部家歴代当主画像」に描かれている35人の当主のうち、実に30人が龍の前立を据えた兜を着用しています。武将にとって最も重要な頭部を守る兜の鍬形や前立には、その武将の強い信仰と意志が込められているとされます。「龍」は南部家にとって、戦の守り神というだけではなく、畏敬の念を抱く対象、領地の平安・民の安寧祈念の対象だったのではないでしょうか。

この作品の応援メッセージを見る
この作品に投票する
投票は締め切りました。たくさんの応援ありがとうございました。
おすすめレポート
学芸員募集
大阪府立弥生文化博物館 学芸員(常勤・非常勤)募集中! [大阪府立弥生文化博物館]
大阪府
【2024年5月開館】「名古屋刀剣ワールド/名古屋刀剣博物館」正規学芸員を募集! [愛知県名古屋市中区栄3丁目35番43号(名古屋刀剣ワールド/名古屋刀剣博物館)]
愛知県
【DIC川村記念美術館】学芸員・レジストラーを募集しています [DIC川村記念美術館]
千葉県
高知県立埋蔵文化財センター調査員募集中! [高知県立埋蔵文化財センター]
高知県
臨時的任用職員( 教育普及部職員)を募集中! [宮城県美術館]
宮城県
展覧会ランキング
1
国立西洋美術館 | 東京都
モネ 睡蓮のとき
開催まであと70日
2024年10月5日(土)〜2025年2月11日(火)
2
SOMPO美術館 | 東京都
ロートレック展 時をつかむ線
開催中[あと58日]
2024年6月22日(土)〜9月23日(月)
3
国立新美術館 | 東京都
CLAMP展
開催中[あと58日]
2024年7月3日(水)〜9月23日(月)
4
東京国立博物館 | 東京都
カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話
もうすぐ終了[あと1日]
2024年6月12日(水)〜7月28日(日)
5
麻布台ヒルズ ギャラリー | 東京都
ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―
開催まであと97日
2024年11月1日(金)〜2025年2月2日(日)