萩に生まれ、東京のほか下関にも拠点を置き、国内外の山岳や植物を主題として活躍した異色の日本画家・高島北海(1850~1931)。
その没後90年を記念して、北海を中心に、自然の秘密に迫ろうとした芸術家たちを紹介します。
下関ともゆかりの深い北海は、前半生に地質や森林を専門とする技術官僚としても活躍した、異色の経歴の持ち主です。自然科学の知識と、国内外各地を巡った経験が生んだ北海の作品を、代表作を含め約30点紹介します。
さらに、北海以外の芸術家や研究者たちによる自然の表現にも注目します。「山・渓流/植物/身近な自然・海」を切り口に、絵画、写真、工芸美術など90点あまりを展観します。