足立正平/直野恵子/佛淵静子/立尾美寿紀
この展示は、近代の西洋画との対立軸を通して形成された現在の日本画を、その過程で失くしたもの、忘れてしまったものを「解体」を通して探る企画です。
本来日本の絵とは、どのようなものだったのか。描かれた絵がどう仕立てられ、傷んだらどう修理をして現在まで繋いで来たのだろうか。
現代を生きる作家4名の作品とともに、名もなき画家によって描かれ、打ち捨てられる運命にあった屏風や調度品を物理的に解体し、仕立ての仕組みを露わにすることから試みます。
また、この展示の象徴として、屏風の骨、仮張り、現代の木製パネルなどを利用して実験的な東屋「解体新画亭」を設え、ここを通して絵画の居場所や役割を問い直したい。
作品は、各人150号、屏風、軸装など1人3~4点の他に屋根の無い東屋を中央に据えます。
◼︎主催 新古日本画研究会 THAN
◼︎企画 UNPEL GALLERY
【ギャラリートーク】
◎2024年10月5日(土) 14:00〜
参加作家:足立正平/直野恵子/佛淵静子/立尾美寿紀
ーーーーー
【ワークショップ開催!】
〜屏風のしくみを使って『紙挟み』を作ろう。〜
書類やプリントの保管や持ち運びには、今はクリアファイルを使う事が普通ですが、プラスチックの無かった時代に戻り、紙と糊を使った「紙挟み」を作ってみませんか?
屏風の仕組みを利用した、表にも裏にも自由に折り畳めるリバーシブルな紙挟みです。
この仕組みを知る事は、伝統的な日本美術への理解を深める体験となるでしょう。
※表にも裏にも折り曲げられる日本の屏風の仕組みを利用して紙挟みを作ります
※パーツを糊付けするだけで伝統的な屏風の仕組みを理解しながら制作できます
◎2024年10月19日(土)
①14:00〜 ②16:00〜
※要予約(アンペルギャラリーのe-mail、電話にて受付中)
※小学生は保護者同伴
講師:足立正平
定員:各10名
参加費:お一人につき1,000円