新春展

    愛知ゆかりの絵画と工芸 ー藤井達吉を中心にー

    桑山美術館 | 愛知県

    明治になると名古屋を中心とした県西部の尾張国と東部の三河国が合併し、愛知県となりました。常滑と共に古くからやきものの産地として知られる瀬戸は鎌倉~室町時代にかけて唯一、灰釉や鉄釉などの施釉陶器を産した製陶の中心地で、衰退した時期もありましたが、ともに現在も多くの陶芸家が創作しています。 絵画では名古屋城の障壁画制作の折、中央から狩野派の絵師が招かれるとともに、尾張藩でも御用絵師が登用されました。江戸後期には職業画家に加え、藩士や町人階層からも南画、やまと絵、俳画などの画家が活躍し、明治以降も愛知県出身の画家は数多く輩出しています。 新春展では、1階展示室にて江戸時代の俳人・横井也有の俳画や、尾張南画を代表する中林竹洞の山水画、さらに田中訥言やその門人の渡辺清などの作品をご覧いただきます。2階では江戸時代後期に始まった新製焼と呼ばれる瀬戸染付や、尾張藩士で茶事を好み作陶に長じた平澤九郎、近世瀬戸の名工と称された加藤春岱など江戸後期以降から昭和にかけて制作された陶磁器を展示します。 それらに加え展示の中心となるのは碧海郡(現・碧南市)に生まれ、明治末から大正にかけて前衛的な工芸家として活躍するも、やがて中央から離れ孤高の芸術家として創作した藤井達吉の作品です。日本画や漆絵のほか、継色紙、陶芸作品も併せてご覧いただきたいと思います。
    会期
    2025年1月9日(木)〜2月9日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~16:00
    料金
    一般800円 中高大学生500円
    障がい者手帳お持ちの方および同伴者は無料
    休館日 月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日
    観覧時間の目安 ~60分
    公式サイト http://www.kuwayama-museum.jp
    会場
    桑山美術館
    住所
    〒466-0828 愛知県名古屋市昭和区山中町2-12
    052-763-5188
    おすすめレポート
    学芸員募集
    阪神甲子園球場職員(歴史館担当) [阪神甲子園球場(兵庫県西宮市、阪神電車「甲子園駅」徒歩3分)]
    兵庫県
    【新卒/経験者OK】都内環境啓発施設、常勤スタッフ(コーディネーター)募集中! [武蔵野市環境啓発施設「むさしのエコreゾート」、エコギャラリー新宿(新宿区立環境学習情報センター・区民ギャラリー)など]
    東京都
    【公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集! [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
    東京都
    地域おこし協力隊(文化財調査・活用促進員)募集します! [小坂町郷土館博物館]
    秋田県
    東京国立博物館アソシエイトフェロー(列品管理(主に工芸))募集 [東京国立博物館]
    東京都
    展覧会ランキング
    1
    国立新美術館 | 東京都
    ルーヴル美術館展 ルネサンス
    開催まであと291日
    2026年9月9日(水)〜12月13日(日)
    2
    アーティゾン美術館 | 東京都
    クロード・モネ -風景への問いかけ
    開催まであと77日
    2026年2月7日(土)〜5月24日(日)
    3
    東京都美術館 | 東京都
    ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
    開催中[あと29日]
    2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
    4
    国立西洋美術館 | 東京都
    美術館でクリスマス
    開催まであと4日
    2025年11月26日(水)〜12月25日(木)
    5
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」
    開催中[あと93日]
    2025年11月1日(土)〜2026年2月23日(月)