昭和50年頃、アメリカから輸入された三角翼の凧=ゲイラカイトが大流行し、日本各地で作られていた伝統的な和凧が姿を消し忘れられようとしていました。日本玩具博物館では、収集していた日本各地の凧を館内に展示するだけでなく、実際に大空に揚げて日本の凧の素晴らしさを多くの人に知っていただき、併せて子ども達の思い出づくりをと、当館前の田んぼを会場に始めたものです。第13回目からは姫路市・姫路観光協会の協力をえて姫路公園競馬場に会場を移して開催するようになり、現在に至ります。
新春には全国各地で凧揚げ大会が開催されますが、規模内容からみて全国でトップクラスの催しです。見島の鬼ようずや鳴門ワンワンだこなど全国の大凧を代表する凧や、畳20畳敷きの大凧、全国各地の郷土凧、珍しい城凧、ムカデ凧や連凧などが揚がり、新春の大空を彩ります。