企画展「生誕100年記念 “自由”を生きた画家 深沢史朗展」

    那珂川町馬頭広重美術館 | 栃木県

     画家を志して上京した彼は川端画学校に入学、そして梅原龍三郎の弟子となり油彩画を学びます。しかし史朗が花開いたのは、版画に転向してからのこと。この頃、すでに60歳近く。まさに遅咲きの画家といっていいでしょう。それからの史朗は、昭和41年(1966)の第5回東京国際版画ビエンナーレ展に入選したのを皮切りとして、毎年のように国内外の国際版画展に招待作家として出品をし続けました。  写楽などの浮世絵をモティーフにし、明快な色彩で彩られた彼の版画からは、あっけらかんとしたエロスと力強さが感じられます。60歳を超えてなお、自由でありたいと渇望し、若い人々と議論を交わした史朗を、人は永遠の青春版画家と呼びましたが、そのみなぎる熱気が画面に横溢しているようです。  平成19年(2007)、史朗は生誕100年を迎えます。これを記念して開催される本展では、ご遺族や栃木県立美術館のご協力を得て、史朗の画業全体を見渡すことができるよう、代表作であるシルクスクリーンの版画群の他に、初期の油彩画や素描、ガラス絵、オブジェなども展示いたします。これら約80点の作品(前後期の2期に分けて展示)によって、郷土出身の画家、深沢史朗の足跡を辿りたいと思います。
    会期
    前期:2006年12月8日(金)~2007年1月8日(月・祝)後期:2007年1月12日(木)~2月4日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    大人500(450)円、高・大学生300(270)円、小・中学生100(90)円 ※( )は20名以上の団体料金。 ※70歳以上の高齢者は無料。 ※障害者手帳をお持ちの方・付き添い1名は半額。
    休館日 毎週月曜日(ただし1月8日は開館)、展示替期間 平成19年1月9日(火)~11日(木)、年末年始 (平成18年12月25日~平成19年1月2日)
    会場
    那珂川町馬頭広重美術館
    住所
    〒324-0613 栃木県那須郡那珂川町馬頭116-9
    0287-92-1199
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