金子鴎亭 - 書とその周辺

    北海道立函館美術館 | 北海道

     書画、陶磁器、彫刻など、多様な分野の芸術と親しみながら、書の探求に邁進した鴎亭は、東洋美術の粋は「線」であることを指摘しています。「線」の美しさは、絵画、陶磁器、彫刻などに通じるものであり、とくに書においては、もっとも重視されるものです。鴎亭は、古典を学ぶことで「線」の質を高め、一方、様々な芸術作品から得たインスピレーションを制作に反映することによって、書の世界に新たな一分野を切り拓いたと言えるでしょう。  ここでは、鴎亭に多大な影響を与えた師である大塚鶴洞、川谷尚亭、比田井天来、中野越南の作品と、鴎亭が長年にわたって収集、愛蔵した様々な美術品を展示し、書家・鴎亭の生涯に深く関わった人や物に目を向けていただきます。また、書を日常生活に取り入れるために取り組んだ陶磁器への揮毫や、映画のタイトル、展覧会ポスターの題字なども、鴎亭の書業の幅広さを知る貴重な資料です。さらに、鴎亭の自宅の書斎を飾っていた扁額(天来と越南の揮毫による)をご遺族よりお借りすることができましたので、ここにご紹介します。  10月15日より開催の特別展「生誕100年記念 金子鴎亭の書」では鴎亭の代表作を一堂に展示しますので、ぜひ併せてご覧いただき、鴎亭の芸術性にふれていただければ幸いです。
    会期
    2006年9月2日(土)〜12月10日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館16:30まで)
    料金
    一般1000(750)円、高大生600(450)円、小中生300(250)円 ※( )内は前売および10名以上の団体料金 ※ミュージアム・コレクションと同時観覧の場合(税込)一般1100円、高大生640円 ※小中高校生は学校の教育活動(引率者含む)で利用する場合、観覧料を免除
    休館日 月曜日(11月6日)、11月8日(水)
    会場
    北海道立函館美術館
    住所
    〒040-0001 北海道函館市五稜郭町37-6
    0138-56-6311
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