ユリー・ケンサク滞在制作+展覧会「桃太郎ガールの冒険」

横浜美術館 | 神奈川県

 ユリー・ケンサクは1979年、タイ、バンコク生まれ、2002年にバンコク大学美術学部を卒業後、2003年にバンコク大学アートギャラリーの新進作家選抜企画“Brand New”に選ばれ、個展を開催しました。その後数多くのグループ展への招聘をはじめ、2004年より毎年、100TONSON Gallery(バンコク、タイ)で個展を開催、2007年にはチュラロンコン大学アートセンターにて個展“Love in a platinum frame"を開催するなど、精力的に発表を行っています。現在もバンコクを拠点に活動する彼女は、タイのアートシーンにおいて最も注目される若手アーティストの一人です。  彼女はキャンバス、紙、アルミニウム、プラスティックや金属の器等を支持体に、アクリル絵の具やエナメル塗料などを用い、マンガのキャラクターのような大きな目と豊かな表情をもつ人物や動物を、ポップな色彩で描きます。平面作品に自作の人形やマーケットで購入したチープな日用品を組み合わせたり、装飾用のライトボックスに直接描画し、平面やオブジェと組み合わせたインスタレーションなど、様々な表現により、愛と孤独、出会いと別れ、恋する喜びと切なさ、そして人のこころのうつろいやすさといった彼女が紡ぎだす物語へといざないます。  初来日となる今回彼女は、約1ヶ月半の間横浜に滞在し、横浜美術館アートギャラリー2内の特設スタジオで制作を行います。「桃太郎ガールの冒険(The Adventure of Momotaro Girl)」は今回の滞在制作におけるテーマです。生まれ育った街を出て、はじめての海外生活に挑む自身の姿に、日本の昔話である桃太郎の物語を重ねながら、自分の体験を通して新しい物語を描き出します。  今回のプロジェクトでは、日本の子どもたちとコラボレーションによる作品制作も行います。来日に先立ち彼女は、線描によるドローイングをバンコクで制作します。来日後、そのドローイングに彼女自身が着彩し完成させるとともに、ドローイングを原画とした塗り絵を制作し、オープンスタジオ時に会場にやってきた日本の子どもたちに塗ってもらいます。日本人の父とタイ人の母のもとに生まれ、幼い頃から日本のマンガやアニメーションに親しんできた彼女は、日本のマンガ塗り絵が自身の絵画制作の原点であるといいます。日本の子どもたちとの共同制作は、自身がたどってきた絵画へ親しむ過程の追体験であると同時に、自身のうちに漠然とある「日本」を確認し、満たす�っかけとなるでしょう。  期間中、アーティスト・トークやオープンスタジオなどケンサクの作品世界を紹介する様々なイベントを行います。また9月1日より、日本での初個展をアートギャラリー2で開催します。
会期
滞在期間:2007年7月24日(火)~9月4日(火)展覧会会期:2007年9月1日(土)~17日(月・祝)
会期終了
開館時間
10:00~18:00
(入館は閉館の30分前まで)
休館日
木曜日、年末年始
※木曜日に祝日開館した場合はその翌日。
会場
横浜美術館
住所
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
045-221-0300
ユリー・ケンサク滞在制作+展覧会「桃太郎ガールの冒険」
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