うるし、麗し　五人の人間国宝による漆芸展

資生堂アートハウスでは、秋の企画展として、五名の人間国宝による漆芸品の展覧会「うるし、麗し」を開催いたします。 漆（うるし）は漆の木の樹液を精製して得られる塗料で、その美しさや堅牢性が尊ばれ、東南アジアを中心に古来から利用されてきました。わが国においては縄文時代にはすでに漆器が制作され、その後時代を経ながら顕著に発展し、今日英語でjapanと表記されれば「漆器品」を指すことからも象徴されるように、優美に洗練された技法に高い芸術性が加味された、世界でも類がない繊細優美な漆芸品が長い年月にわたって生み出されることとなりました。