生誕100年 彫刻家 桜井祐一~生命の造形~

    米沢市上杉博物館 | 山形県

    米沢市出身の彫刻家 桜井祐一(1914 ~1981/大正3~昭和56)は、17歳から彫刻をはじめ、二十歳で日本美術院展覧会(院展)に初入選して頭角を現し、5年後には院友に推挙されます。戦後は、具象彫刻の中心的作家のひとりとして 「ネグリジェの女」「あるポーズ」のシリーズで確固たる地位を築き、戦後日本彫刻史の主要な作家となりました。  初期の日常感覚にあふれた木彫、戦後取り組んだ女性の身体を造形的にとらえたシリーズ、一時期試みた具象を突き詰めたデフォルメなど、豊かな作品遍歴は、長年病と闘いながら制作を続けた桜井の苦悩と、生きることへの希求が強く反映されています。晩年「レダ」で中原悌二郎賞を受賞し、抑制されたポーズの官能性豊かな女性像に「内的生命の表出」を託しながら病をおして制作を続けました。戦時中は米沢に疎開し、制作活動を継続しましたが、その間、日本画の遠藤桑珠や福王寺法林らと米沢美術連盟を組織して文化活動を行い、鈴木実や阿部誠ら山形県出身の後進の指導にも励み、米沢の文化芸術に重要な役割を果たしています。 本展では、桜井祐一の生誕100年を記念しその主要な作品 (木彫、ブロンズを中心に)とともに制作活動の全貌を振り返り、桜井の目指した『生命の造形』を紹介します。 また、新発見の最初期の木彫も初公開します。
    会期
    2014年12月6日(土)〜2015年2月8日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:00~17:00(入館は閉館時間の30分前)
    料金
    一般410円(320円)、高大生300円(240円)、小中生200円(160円) *( )内20名以上の団体料金
    休館日 毎週月曜日、12/26-31
    公式サイト http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/uesugi.htm
    会場
    米沢市上杉博物館
    住所
    〒992-0052 山形県米沢市丸の内1-2-1
    0238-26-8001
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