BORO(ぼろ)の美学 ―野良着と現代ファッション

    神戸ファッション美術館 | 兵庫県

    古より世界各地の人々は、限られた手元のわずかな端切れを繋ぎ、重ねて作った衣服や布類を、世代を越えて大切に用いてきました。それは日本では襤褸(ぼろ)と呼ばれ、藍染麻布の幾重ものツギハギなどは、極限のダイナミックな美のひとつとして広く知られてきました。近年ではBORO(ぼろ)として世界でも通ずる言葉となり、パリなどのハイファッション界でも注目を集めています。 本展では、青森の民俗学者・田中忠三郎が生涯をかけて研究調査を重ね収集を行った古民具等2万点の中から、国の重要有形民俗文化財である東北の野良着―タツケ、マエダレ、長着などに見られる襤褸やこぎん刺し、菱刺しの魅力を約100点紹介するとともに、現在精力的に活躍する日本のデザイナーの中で、特にBOROの美意識を確固たる姿勢で読み解くkeisuke kanda(神田恵介)、matohu(堀畑裕之、関口真希子)、writtenafterwards(山縣良和)の三組のデザイナー作品と、廃棄される資材の特質を活かし日々用いる物へと昇華する、MODECOの作品を展示します。 大量生産以前には常であった「もったいない」の精神を未来へと紡いでいくことへの再考の機会となりますと幸いです。
    会期
    2016年1月23日(土)〜4月10日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00(入館は17:30まで)
    料金
    《一般》500円 《小中高65歳以上》250円 (特別展示・ベーシック展示あわせて)
    休館日 水曜日、1月14日(木)~22日(金)、4月4日(月)ただし4月6日(水)は開館
    公式サイト http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/special/boro
    会場
    神戸ファッション美術館
    住所
    〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
    078-858-0050
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