三菱を創業し、4代にわたり社長をつとめた岩崎彌太郎、彌之助、久彌、小彌太は文化財に多大な関心を抱き、その収集品は現在、それぞれ静嘉堂と東洋文庫に収蔵されています。
その収集の態度は単なる実業家の趣味にとどまらず、社会貢献の色彩を帯びたものでした。
本展では、初代岩崎彌太郎から小彌太に至る、三菱の事業とともにあった社会貢献の歴史をたどりつつ、静嘉堂、東洋文庫、三菱経済研究所の所蔵する国宝12点、重要文化財31点を含む美術工芸品、古典籍など貴重な作品群100点余りを展観します。
また、本展は静嘉堂と東洋文庫の所蔵品が一堂に会する貴重な機会となります。
※コロナウイルス感染拡大防止のため、会期変更となりました。
※来館前には必ず公式サイトをご確認ください。