澄川喜一 そりとむくり

    横浜美術館 | 神奈川県

    本展は、戦後日本の抽象彫刻を牽引してきた澄川喜一(すみかわ・きいち/1931年生まれ)の、首都圏の公立美術館で開催される初の大規模個展です。最新作を含む約90点の作品・資料によって、60有余年におよぶ澄川の創作活動の全貌を、あらためて回顧します。 彫刻家をこころざして東京藝術大学に進学した澄川は、塑像(そぞう)を中心とする具象表現の基礎を徹底的に学びました。彫刻専攻科を修了後は藝大で教職につきながら数々の作品を発表、やがて、木や石などの自然素材に対する深い洞察をへて、日本固有の造形美と深く共鳴する抽象彫刻「そりのあるかたち」シリーズに展開します。このテーマは、今なお追究し続ける澄川のライフワークとなっています。 一方で、公共空間における造形の分野でも精力的に作品を発表していきます。東京湾アクアライン川崎人工島「風の塔」や東京スカイツリー®のデザイン監修など、都市の巨大構造物に関わる多彩な仕事でも注目されました。横浜市内においても野外彫刻や多くの公共造形物を手がけ、2013年には横浜文化賞を受賞、横浜市や郷里をはじめとして日本各地で文化貢献に尽くしてきました。 具象彫刻にはじまり、やがて先鋭な抽象彫刻に転じつつ、巨大な野外彫刻や建築分野との協働へと創作の領域をひろげる澄川喜一の決定版ともいえる展覧会です。
    会期
    2020年2月15日(土)〜5月24日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00
    (入館は閉館の30分前まで)
    料金
    一般 1,500(1,400)円 / 大学・高校生 900(800)円 / 中学生 600(500)円 / 小学生以下無料 / 65歳以上 1,400円(要証明書、美術館発券所のみで対応)

    ※()内は20名以上の団体料金
    休館日 木曜日
    公式サイト https://yokohama.art.museum/special/2020/sumikawakiichi/
    会場
    横浜美術館
    住所
    〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
    045-221-0300
    澄川喜一 そりとむくりのレポート
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    素材の本質を生かすかたち
    戦後日本の抽象彫刻を牽引してきた澄川喜一(1931-)。初期の具象彫刻から抽象彫刻へ、さらに東京スカイツリー®のデザイン監修など公共の大規模プロジェクトも含め、60年以上にわたって第一線で活動を続けています。首都圏の公立美術館では初めての大規模展が、横浜美術館で開催中です。
    会場
    会期
    2020年2月15日(土)~5月24日(日)
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