長浜曳山祭

ユネスコ無形文化遺産にも登録された長浜曳山祭の魅力を広く発信するために開館した長浜市曳山博物館は、今年開館20周年を迎えます。曳山博物館は、全国初の「山・鉾・屋台行事」に関する博物館施設として、展覧会等を通じ祭に関する文化や歴史を発信し続け、曳山の修理を行う修理ドックを備えるなど、長浜の人々による祭継承の一翼を担ってきました。 そこで、開館20周年を記念して、長浜城歴史博物館と曳山博物館の共催で、特別展「長浜曳山祭ー世界が認めた長浜の至宝ー」を開催します。本展では、江戸時代から令和に受け継がれる長浜の至宝・曳山祭を、祭の歴史、子ども歌舞伎、曳山を造った大工・藤岡和泉家というテーマから振り返ります。さらに、囃子保存会や三役修業塾、曳山の修理といった現在における曳山祭の継承活動にスポットを当てます。祭に関する資料を一堂に会し、過去から未来へ祭の全てを紹介する本展をご覧いただき、長浜が世界に誇る長浜曳山祭を体験していただければ幸いです。