―多彩な日常の器たち・加納collection―

    西浦焼

    多治見市美濃焼ミュージアム | 岐阜県

    明治維新後、政府による新産業の育成政策を背景に、美濃では加藤五輔が明治11年にパリ万国博覧会で名誉賞を受賞し、西浦圓治はそれに続きます。こうした動きが美濃焼の名声を高め、海外貿易に貢献することになります。 ここで、海外にその名を広めた、五代目西浦圓治の興した「西浦焼」の歴史をひもといてみます。 初期(明治元年~18年):市之倉の名工・加藤五輔の協力を得、精巧な細密画による染付製品を製作する。 中期(明治19年~30年):アメリカ東部ボストンに支店を設立し、絢爛豪華な色彩の上絵付作品を製作し、販路を拡大した。 後期(明治31年~44年):欧州でアール・ヌーボー様式が大流行する中、日本画の輪郭線を書かない「朦朧体」と呼ばれる技法の影響を受けた「釉下彩」の作品を製作する。これらは今日、代表的な「西浦焼」として、広く知られている。 本展では、多彩な日常の器を中心とする「加納コレクション」を通し、やさしい色合いの釉下彩の器や、加藤五輔がかかわった緻密な染付作品、絢爛豪華な上絵付の器等を紹介します。 おわりに、こうした西浦焼の誕生の舞台となった場所や、多治見市指定史跡の西浦庭園と庭園の現状を紹介します。
    会期
    2020年5月26日(火)〜7月5日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:00~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    一般320円(260円)、大学生210円(150円)※( )は20名以上の団体料金/高校生以下、身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳の交付を受けている方とその付添いの方1名は無料
    休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日休み)
    公式サイト http://www.tajimi-bunka.or.jp/minoyaki_museum/
    会場
    多治見市美濃焼ミュージアム
    住所
    〒507-0801 岐阜県多治見市東町1-9-27
    0572-23-1191
    おすすめレポート
    学芸員募集
    北海道標津町文化財担当職員募集 [標津町ポー川史跡自然公園]
    北海道
    兵庫県西宮市 学芸員(考古学)募集 [西宮市(西宮市立郷土資料館)]
    兵庫県
    愛媛県職員(美術館学芸員)募集 [愛媛県美術館]
    愛媛県
    岐阜県職員(県博物館学芸員)を募集します。 [岐阜県博物館]
    岐阜県
    ムーゼの森(軽井沢絵本の森美術館/エルツおもちゃ博物館・軽井沢)学芸員募集 [軽井沢絵本の森美術館/エルツおもちゃ博物館・軽井沢]
    長野県
    展覧会ランキング
    1
    東京国立博物館 | 東京都
    イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
    開催中[あと31日]
    2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
    2
    東京都美術館 | 東京都
    ミロ展
    もうすぐ終了[あと3日]
    2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
    3
    三菱一号館美術館 | 東京都
    ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠
    開催中[あと66日]
    2025年5月29日(木)〜9月7日(日)
    4
    国立西洋美術館 | 東京都
    スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで
    開催中[あと87日]
    2025年7月1日(火)〜9月28日(日)
    5
    TOKYO NODE | 東京都
    デザインあ展 neo
    開催中[あと82日]
    2025年4月18日(金)〜9月23日(火)