日本画家の竹内栖鳳(たけうちせいほう)の主要作、代表作、大作が一堂に会する展覧会「竹内栖鳳展 -近代日本画の巨人-」が今秋、東京国立近代美術館で開催されることとなり、2013年4月10日(水)、同館で記者発表が行われた。
横山大観とともに1937(昭和12)年の第1回文化勲章をともに受賞するなど「東の大観、西の栖鳳」と並び称される存在ながら、「特に関東での知名度は大観とは大きな差がある」(東京国立近代美術館の加茂川幸夫館長)という竹内栖鳳の、過去最大規模の大回顧展。
展覧会は「画家としての出発 1882-1891」「京都から世界へ 1892-1908」「新たなる試みの時代 1909-1926」「新天地をもとめて 1927-1942」の4章構成プラス、各章ごとのテーマ(トピック)展示。
≪羅馬之図≫≪アレ夕立に≫≪河口≫≪班猫≫(重要文化財)など、本画だけで約100点が出品。展覧会には初出品となる絵馬《龍神渡御の図》をはじめ《富士図》《花に蔵》など、古い図版でしか目にする機会がなかった優品も出品される。
大英博物館からは栖鳳作の原画をもとに製作されたビロード友禅《ベニスの月》も来日。また、素描や写真などの資料約50点もあわせて紹介、昨今の研究動向を踏まえた栖鳳芸術の再検証を行う。
「竹内栖鳳展 -近代日本画の巨人-」は東京・千代田区の東京国立近代美術館にて、2013年9月3日(火)~10月14日(月)に開催。観覧料は一般当日1,300円。早割りペアチケット(1枚900円、2枚単位)は4月22日(月)、前売(1,100円)は6月24日(月)から発売。
なお、同展は10月22日(火)~12月1日(日)には京都市美術館に巡回する。
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「竹内栖鳳展 -近代日本画の巨人-」の早割りペアチケットは2013年4月22日(月)から発売 | |
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