インターネットミュージアム
美術館・博物館・イベント・展覧会 インターネットミュージアム
【注意】新型コロナウィルス感染防止にともない、展覧会・イベントは中止になる場合があります。必ず公式サイトでご確認ください。[休館情報はこちら]
  インターネットミュージアム  >  取材レポート  >  ハイレッド・センター:「直接行動」の軌跡

ハイレッド・センター:「直接行動」の軌跡

■赤い「!」がトレードマーク
【会期終了】 高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之らによって、1963年に結成されたハイレッド・センター。“直接行動”で日常に芸術を持ち込んだ前衛芸術家集団の結成50年記念展が、渋谷区立松濤美術館で開催中です。
高松のHi、赤瀬川のRed、中西のCenterと、三人の頭文字を並べたハイレッド・センター。発起人の三人と、後に加入した和泉達さんを加えた四人が合法部員で、周辺の芸術家たちも巻き込んで、社会の日常の中でさまざまな「イヴェント」を行い、美術関係者のみならず一般からも注目を集める存在でした。

展覧会では、グループとしてとして活発に活動していた時期とその前後を含め、1962年~1967年までの活動を俯瞰します。


会場入口から

ハイレッド・センターの「イヴェント」自体は展示できないため、記録写真を中心に、関連するオブジェや作品、再制作や資料を交えて立体的に構成されています。


会場

「シェルター計画」は、1964年1月にに帝国ホテルで行われたイヴェントです。白南準(ナムジュン・パイク)、小野洋子らに招待状を出し、会場で徹底した身体測定を実施。写真撮影を行ってカルテに記録しました。

最終的に招待者は「シェルター」の予約、または「ハイレッド缶詰」(中身は1円玉とアルミニウム粉、など)の購入を勧められました。


「シェルター計画」

「首都圏清掃整理促進運動」は、東京オリンピック開催期間中の1964年10月16日に銀座で行われた清掃イヴェント。

事前に参加を呼びかけるビラを散布し、当日は白衣姿のメンバーたちが、銀座・並木通りの舗道のブロックを雑巾がけしたり、横断歩道を洗剤で洗ったりしました。

ビラでは一般の参加も呼びかけましたが「実際に参加した一般人はいませんでした」(和泉達さん)という事です。


「首都圏清掃整理促進運動」

会場の後半には、赤瀬川原平さんの「千円札裁判」事件に関連するエリアもあります。

読売アンデパンダン展などで1000円札をモチーフにした作品を発表していた赤瀬川原平さんが通貨及証券模造取締法違反で起訴され、前衛芸術と表現の自由を巡って大きな論争となった事件です。

赤瀬川さんらは、前衛芸術を説明する証拠品として東京地方裁判所にハイレッド・センターの作品を陳列するなどして、無罪を主張。裁判は最高裁まで争われ、懲役3カ月執行猶予1年の有罪で確定しました。

会場には起訴状や当時の報道なども含め、多くの資料や作品が紹介されています。


「千円札裁判」事件に関連するエリア

人をくったようなユーモラスな「イヴェント」ですが、トレードマークの赤い「!」も含めて、都会的でスタイリッシュな雰囲気が漂うハイレッド・センター。高松次郎さんは1998年に死去しましたが、実はハイレッド・センターは正式には解散していまません。今秋には千葉市美術館で、赤瀬川原平展も開催される予定です。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2014年2月10日 ]


 
会場渋谷区立松濤美術館
開催期間2014年2月11日(火・祝)~3月23日(日)
所在地 東京都渋谷区松濤2-14-14
TEL : 03-3465-9421
HP : http://shoto-museum.jp/
展覧会詳細へ ハイレッド・センター:「直接行動」の軌跡 詳細情報
新型コロナウイルス特集 with corona after corona
新型コロナウイルス特集 美術館・博物館・ミュージアムの休館・再開情報(毎日更新)
新型コロナウイルス特集 開幕延期・中止になった展覧会 会場レポート
新型コロナウイルス特集 会期が変更された2020年注目の展覧会
新型コロナウイルス特集 再開したミュージアムで始まった展覧会
取材レポート
泰巖歴史美術館がオープン'
泰巖歴史美術館
国立新美術館「古典×現代2020」'
古典×現代2020
エリアレポート 豊田市美術館「久門 剛史 - らせんの練習」
[エリアレポート]
久門剛史展
東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ」'
ピーター・ドイグ
国立西洋美術館「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」'
ロンドンナショナル
エリアレポート 愛知県陶磁美術館「異才 辻晉堂の陶彫」
[エリアレポート]
辻晉堂の陶彫
エリアレポート 茨城県陶芸美術館「幻の横浜焼・東京焼」
[エリアレポート]
幻の横浜焼・東京焼
エリアレポート 京都市京セラ美術館がオープン
[エリアレポート]
京セラ美術館
エリアレポート ふじのくに地球環境史ミュージアム「消えゆく隣人」
[エリアレポート]
消えゆく隣人
足立美術館に「魯山人館」がオープン'
魯山人館オープン
クラシックホテル展
クラシックホテル
アソビル「バンクシー展
バンクシー
岡田美術館「生誕260年記念 北斎の肉筆画
北斎の肉筆画
三菱一号館美術館「画家が見たこども」'
画家が見たこども
エリアレポート 静岡県立美術館「開校100年 きたれ、バウハウス」
[エリアレポート]
きたれ、バウハウス
太田記念美術館「月岡芳年
月岡芳年
エリアレポート 東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ展」
[エリアレポート]
ピーター・ドイグ
エリアレポート 細見美術館「飄々表具 ー 杉本博司の表具表現世界 ー」
[エリアレポート]
飄々表具 杉本博司
第3回 インターネットミュージアム検定
B-OWND 工芸のマーケットプレイスミュージアグッズのオンラインショップ ミュコレ
2020年の展覧会予定(東京・名古屋・大阪 近郊)
皇室がご覧になった展覧会 博物館・美術館の情報
テレビでミュージアム 博物館・美術館の情報
エリアレポート(読者による取材記事) 博物館・美術館の情報
ニュース
一覧
東日本大震災・ミュージアム関連情報サイト MUSEUM ACTION
イベント検索ランキング
ハマスホイとデンマーク絵画 写真展「138億光年 宇宙の旅」 みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ ー 線の魔術 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
NHK大河ドラマ特別展「麒麟(きりん)がくる」 ランス絵画の精華 特別展『ねないこだれだ』誕生50周年記念 「せなけいこ展」 特別展 ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展
博物館・美術館検索
ミュージアム干支コレクションアワード 干支コレクションアワード「鼠」
グランプリは《大根喰う(大黒)》でした
ミュージアムキャラクターアワード2018 ミュージアムキャラクターアワード
2019、グランプリは「つくぞう&つくみ」でした
刀剣乱舞(とうらぶ)に登場する刀たち 「刀剣乱舞-ONLINE-」に実装された刀、IM取材分をまとめました。
パートナーサイト 関連リンク集

             

博物館、美術館、展覧会の情報登録
博物館、美術館、展覧会に最適。広告のお問い合わせ
インターネットミュージアムへのお問い合わせ

Copyright(C)1996-2020 Internet Museum Office. All Rights Reserved.
ミュージアム・博物館・美術館の情報サイト[インターネットミュージアム]は、丹青社グループが運営しています
協力/ (株)丹青研究所 、編集・制作/ (株)丹青社