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レポート
マリー・アントワネット物語展
そごう美術館(横浜駅東口 そごう横浜店 6階) | 神奈川県
18世紀のトレンドリーダー
フランスで最も有名な王妃、マリー・アントワネット。日本でも池田理代子さんの「ベルサイユのばら」でよく知られています。18世紀後半のフレンチモード界の華だった彼女の洗練されたライフスタイルとファッションを紹介する展覧会が、そごう美術館で開かれています。
オーストリア皇女時代のマリー・アントワネットと、実母のマリア=テレジア
彫像は、白百合紋章入りのコートをまとった王妃の公式の姿
王妃は4人の子の母でもありました(長男は夭折)
豪華な扇を持つことは上流階級のステイタスでした
マリー・アントワネットが身につけていた時計など
軍艦「ベル・プル(美しき雌鳥)」のヘアスタイル
「首飾り事件」の首飾り(復元)
ギリシャ神話の化け物「ハーピー」(醜い女性の顔、鳥の体、かぎ爪を持つ)に見立てられてた王妃
14歳でオーストリアからフランスに嫁ぎ、フランスの民衆に熱狂的に迎え入れられましたが、革命の荒波に飲まれて刑死したマリー・アントワネット。

37年の生涯を振り返る本展では、優雅で華やか、かつ驚きに満ちた宮廷生活が紹介されます。


会場

展覧会の構成は、以下
 「プロローグ ~ハプスブルクからフランスへ、14歳のプリンセス~」
 「ベルサイユの華 ~フランスが恋した王妃~」
 「彼女の愛した美」
 「はかなく散った永遠の王妃」

マリー・アントワネットの顔は「ハプスブルク家の顎」といわれる小さめの受け口が特徴的。版画や肖像画、彫像からもうかがえます。


会場

インテリアやファッションへの関心が強かったマリー・アントワネット。邸宅は自分好みに改装し、家具も最新のスタイルにこだわりました。

ファッションは専属のスタイリストに毎年170着のドレスをオーダー・メイド。当時のドレスは現存していませんが、会場には絵画を元に再現したドレス5着を展示されており、このコーナーは一般の撮影も可能です。


この部屋は一般の撮影も可能です

豪華なドレスもさることながら、驚くべきはそのヘアスタイルです。当時は髪を高く結い上げることが流行していましたが、パリの有名な美容師であるレオナール・オーティエは奇抜な髪型を次々に考案。果てはイギリスと戦った軍艦の模型を頭の上にあしらいました。

冗談のようなヘアスタイルの貴婦人たちは、その髪型が崩れないように、馬車の中では席に座らずに床にひざまづいていたといいます。


軍艦「ベル・プル(美しき雌鳥)」のヘアスタイル(復元)

マリー・アントワネットへの民衆の反感は徐々に強まり、赤字夫人と糾弾されるようになります。「首飾り事件」で王家の威信は地に落ち、伝説の化け物として風刺画で揶揄されるまでに。最期は逃亡を画策するも失敗、形ばかりの裁判を経て断頭台の露と消えました。

王族の暮らしが庶民と違うのは当然であり、彼女の浪費だけがフランスの財政を破綻させたわけではありませんが、民衆を革命に向かわせるほど、そのライフスタイルが注目を集める人物だったことは間違いないようです。

なお、ちょうど横浜展の開催期間中に、マリー・アントワネットの誕生日(11月2日)と命日(10月16日)を迎え、この日はバラを持参して顕花すれば入館無料になります。(取材:2012年9月25日)

©La Vie de MARIE-ANTOINETTE2012-13



 
会場
会期
2012年9月15日(土)~11月18日(日)
会期終了
開館時間
10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
※そごう横浜店の営業時間に準じる
休館日
10月2日(火)は休館
住所
神奈川県横浜市西区高島2-18-1
電話 045-465-5515
公式サイト http://www.marie-monogatari.com/
料金
大人 1,200円(1,000円) / 大学・高校生 900円(700円) /
中学生以下無料
※消費税を含む
※( )内は前売および20名さま以上の団体料金
※9月17日(月・祝)敬老の日は65歳以上無料
※障害者手帳をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは( )内の料金にてご入館いただけます。
展覧会詳細 マリー・アントワネット物語展 詳細情報
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