東京国立近代美術館「あやしい絵展」会場
幕末から昭和初期に制作された絵画、版画、雑誌や書籍の挿図などから「あやしい」魅力にあふれた作品を紹介する展覧会が開幕する。
上村松園《焰》、鏑木清方《妖魚》、甲斐庄楠音《横櫛》、橘小夢《安珍と清姫》など「単なる美しさとは異なる表現」で人気を集めた作品が集結。作品に共通する、人々の奥底に潜む欲望にも目を向ける。
ミュシャ、ロセッティ、ビアズリー、バーン=ジョーンズなど、日本の画家達に影響を与えた西洋美術の作品もあわせて紹介し、日本の近代のみならず、現在の私達を取り巻くさまざまな表現、事象、価値観についても考える。
東京展は約160点が出展。前期(3月23日~4月18日)、後期(4月20日~5月16日)で一部の作品が展示替えされる。
「あやしい絵展」は東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリーで、2021年3月23日(火)~5月16日(日)に開催。観覧料は一般 1,800円など。
東京展の後には大阪歴史博物館に巡回する(2021年7月3日~8月15日)。
東京国立近代美術館「あやしい絵展」会場
東京国立近代美術館「あやしい絵展」会場