
角川武蔵のミュージアム「タグコレ 現代アートはわからんね」会場
日本を代表する現代アートコレクターのひとり、田口弘氏のコレクションを中心に、現代アートの魅力を紹介していく展覧会が、埼玉県で始まる。
田口弘氏はもとは現代アートとまったく縁がない昭和のビジネスマンだったが、東京・新橋のショーウインドーで出会ったキース・ヘリングの作品に衝撃を受け、アートの収集を開始。1991年にアメリカの現代アートを中心としたミスミコレクションを、1990年代後半、個人の現代アートコレクションであるタグチアートコレクション(タグコレ)を創始した。
タグコレの運営は、現在では田口弘氏から娘の美和氏に引き継がれており、さらに国際的に、さらに幅広いジャンルへと進んでいる。
展覧会は、田口弘氏がアートとの出会いで経験した驚きや発見などを、タグチアートコレクションおよびミスミコレクションの作品を通して追体験する企画。
メイン会場である1階グランドギャラリーは、現代アートの展覧会でよく見られるホワイトキューブの会場ではなく、黒一色(ブラックキューブ)に作品と解説の文字が浮かび上がる、ドラマチックな構成。
他にも4階では本の文脈の中に作品を配架したり、エントランスやフリースペースにも作品を展示するなど、ミュージアム全体で現代アートを楽しんでもらう。
「タグコレ 現代アートはわからんね」は、埼玉県所沢市の角川武蔵野ミュージアムで、2023年2月4日(土)〜5月7日(日)に開催。
観覧料はオンライン購入で一般(大学生以上)1,800円など(4階スタンダードエリアへの入場は別途)。

角川武蔵のミュージアム「タグコレ 現代アートはわからんね」会場

角川武蔵のミュージアム「タグコレ 現代アートはわからんね」会場