東京国立博物館「京都・南山城の仏像」会場
浄瑠璃寺(京都府木津川市)に安置されている平安時代の阿弥陀如来坐像9体が、約110年ぶりに修理完成したことを記念した展覧会が、東京ではじまる。
浄瑠璃寺が位置する京都府の最南部は、南山城(みなみやましろ)と呼ばれ、独自の仏教文化が発展。現在でも奈良時代や平安時代に創建された古刹が点在している。
平安時代には貴族が九体阿弥陀(9体の阿弥陀如来像)を阿弥陀堂に安置することが流行し、浄瑠璃寺には当時の彫像・堂宇が唯一現存している。
展覧会では浄瑠璃寺の九体阿弥陀のうち1体(国宝)がお披露目されるとともに、南山城に伝わる数々の貴重な仏像を展示。この地に伝わる歴史や文化の奥深さを辿る。
浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展「京都・南山城の仏像」は、東京国立博物館で2023年9月16日(土)~11月12日(日)に開催。入館料は一般 1,500円など。
東京国立博物館「京都・南山城の仏像」会場
東京国立博物館「京都・南山城の仏像」会場
東京国立博物館「京都・南山城の仏像」会場