
静嘉堂文庫美術館「静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」
東洋絵画の粋を一望する展覧会「静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」が、静嘉堂文庫美術館で開催される。
展覧会は、静嘉堂@丸の内の開館3周年を記念したもので、同館が所蔵する東洋絵画の名品を一堂に紹介するもの。
2025年の大阪・関西万博にちなみ、20世紀初頭の博覧会に出品された琳派や肉筆浮世絵、近代絵画などを起点として、静嘉堂が誇る国宝3件、重要文化財17件、重要美術品10件が公開される。
注目は、重要文化財や重要美術品の中でも、今回修理を終えて初公開となる作品の数々。
式部輝忠「四季山水図屛風」をはじめ、室町時代の屛風や中国・宋元時代の掛軸など、水墨画ならではの筆墨の美や自然描写の妙を味わえる。
また、異例の大きさを誇る、菊池容斎による巨大掛軸も展示され、“未来の国宝”としての可能性を感じさせる作品となっている。
そのほか、静嘉堂が所蔵する国宝の書画や、「曜変天目」などの名品も登場。日本と中国の絵画作品を比較しながら、詩・書・画が一体となった東洋絵画の世界観を深く体感することができる展覧会となっている。
「静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」は、静嘉堂文庫美術館で2025年10月4日(土)〜12月21日(日)に開催。入館料は一般 1,500円など。

静嘉堂文庫美術館「静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」

静嘉堂文庫美術館「静嘉堂の重文・国宝・未来の国宝」

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