
豊田市美術館「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」会場
1950から60年代の日本の女性美術家による表現を「アンチ・アクション」という視点から再考する展覧会が、豊田市美術館で始まった。
戦後美術では、力強さを前面に出した「アンフォルメル(非定形)」や「アクション・ペインティング」が大きな潮流となった。しかし、その豪快さや勇壮さはしばしば男性性と結び付けられ、結果的に女性美術家の創作の多くが顧みられない状況を生んでいる。
展覧会は中嶋泉による著作『アンチ・アクション』(2019年)のジェンダー研究を手掛かりに、女性美術家14名の作品約120点を紹介するもの。
出品作家には、草間彌生や田中敦子、福島秀子をはじめ、赤穴桂子、芥川(間所)紗織、榎本和子、江見絹子、白髪富士子、多田美波、田中田鶴子、田部光子、宮脇愛子、毛利眞美、山崎つる子らが名を連ねる。
「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」は、豊田市美術館で2025年10月4日(土)~11月30日(日)に開催。観覧料は一般 1,500円など。

豊田市美術館「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」会場

豊田市美術館「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」会場

豊田市美術館「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」会場

豊田市美術館「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」会場