ニュース
    文化を愛し、文化を育てた徳川将軍家 ― 江戸東京博物館で「天下泰平~将軍と新しい文化の創造~」
    (掲載日時:2019年12月26日)
    東京都江戸東京博物館「天下泰平~将軍と新しい文化の創造~」
    右壁面手前は徳川綱吉による一行書「仁義礼智信」(德川記念財団蔵)

    東京・江東区の東京都江戸東京博物館で「天下泰平~将軍と新しい文化の創造~」が開催される。

    徳川宗家に伝来する歴代将軍の書画などを通じて、将軍家が文化に果たした役割を紹介する企画展。

    徳川家の歴代将軍は、初代の徳川家康が自ら書や絵画を描くだけでなく、活版印刷にも力を入れるなど、文化事業を推進。

    三代将軍家光は、徳川家の権威を高めるとともに、狩野派など多くの芸術家を支援して育成。五代綱吉は儒学を背景に「文治政治」を推進。八代吉宗は実学を推奨し、殖産興業のきっかけになった。

    十一代家斉は「東照宮御実紀」をはじめ、江戸幕府の公式史書を編纂。古宝物図録集「集古十種」の編纂も進め、過去の文化財にも光を当てた。

    また、明治維新後に十六代当主になった徳川家達は、幻の東京五輪として知られる第十二回オリンピック東京大会の組織委員長に就任。結果として実現には至らなかったものの、アジア初となる「平和の祭典」開催に向けて尽力している。

    展覧会では文化人としての徳川将軍家に注目。81件の資料(会期中通じて)で、文化に対する将軍家の貢献を展観する。

    「天下泰平~将軍と新しい文化の創造~」は東京都江戸東京博物館 常設展示室内 5F企画展示室で2020年1月2日(木)~2月16日(日)に開催。観覧料は一般 600円、大学・専門学校生 480円、中学生(都外)・高校生・65歳以上 300円、中学生(都内)・小学生以下無料。

    会期中に展示替えが行われる。


     
    発信:インターネットミュージアム

    東京都江戸東京博物館 施設詳細ページ
    「天下泰平~将軍と新しい文化の創造~」情報ページ
    東京都江戸東京博物館 公式ページ
    おすすめレポート
    ご招待券プレゼント
    学芸員募集
    阪神甲子園球場職員(歴史館担当) [阪神甲子園球場(兵庫県西宮市、阪神電車「甲子園駅」徒歩3分)]
    兵庫県
    【公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集! [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
    東京都
    ほまれあ(三条市歴史民俗産業資料館別館)学芸員募集 [ほまれあ(三条市歴史民俗産業資料館別館)]
    新潟県
    KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2026 サポートスタッフ募集(ボランティア) [京都文化博物館 別館、誉田屋源兵衛 竹院の間、京都市京セラ美術館 別本館 南回廊2階、Ygion、ASPHODEL、嶋臺ギャラリー、出町桝形商店街など [京都府]]
    京都府
    2026.4.1採用 国立新美術館 総務課研究補佐員(広報室)公募(2026年2月2日正午締切) [国立新美術館]
    東京都
    展覧会ランキング
    1
    国立新美術館 | 東京都
    ルーヴル美術館展 ルネサンス
    開催まであと253日
    2026年9月9日(水)〜12月13日(日)
    2
    国立西洋美術館 | 東京都
    オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
    開催中[あと47日]
    2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)
    3
    森アーツセンターギャラリー | 東京都
    マチュピチュ展
    開催中[あと61日]
    2025年11月22日(土)〜2026年3月1日(日)
    4
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」
    開催中[あと55日]
    2025年11月1日(土)〜2026年2月23日(月)
    5
    寺田倉庫G1ビル | 東京都
    ガウディ没後100年公式事業 NAKED meets ガウディ展
    開催まであと11日
    2026年1月10日(土)〜3月15日(日)