「魅惑のペルシア陶器 イスラーム陶器誕生までの流れ」

    中近東文化センター附属博物館 | 東京都

     ペルシア陶器は、中近東のイランで製作された陶器のことで、日本でのペルシア陶器のコレクションは、大正時代後半にヨーロッパを訪れた実業家や画家たちが持ち帰ったのが始まりです。日本にもたらされたペルシア陶器は、茶会の器として用いられたり、画家の静物画の題材にもなりました。  彼らがペルシア陶器に見いだした美とはどのようなものだったのでしょう。それを考えるには、まずペルシア陶器を知ることから始めなければならないでしょう。  イランでは紀元前2千年紀のエラム王国時代にメソポタミアの影響を受けて釉薬をかけた焼き物が登場しました。そして9~10世紀のイスラームの時代になって、中国からの輸入陶磁器の刺激、陶磁器需要層の増加、市場の拡大により陶磁器産業は活発化し、市場のニーズに対応したバラエティー豊かな製品が生産されるようになったのです。  この展覧会では、ペルシア陶器をテーマとしたシリーズの展覧会の第1回目です。約170点のペルシア陶器や中国陶磁器そしてイランの遺跡から採集された多数の破片資料などをとおして、イランでの陶器の始まりからイスラーム陶器の誕生までを、中国陶磁器の輸入など東西交渉史にもふれながら紹介します。日本の茶人や画家も愛でた鮮やかな色彩とユニークなデザインに彩られたペルシア陶器の世界をお楽しみください。
    会期
    2007年3月10日(土)〜7月8日(日)
    会期終了
    開館時間
    午前10時~午後5時
    最終入館時間は16時
    料金
    一般800円、高大学生500円、65歳以上400円、中学生以下は無料 ※団体15名以上200円割引 ※三鷹・武蔵野市民100円(受付で住所のわかるものをご提示ください)
    休館日 月曜日・木曜日(祝日は開館、振替休日なし)
    会場
    中近東文化センター附属博物館
    住所
    〒181-0015 東京都三鷹市大沢3-10-31
    0422-32-7111
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