京都市京セラ美術館開館記念展

    杉本博司 瑠璃の浄土

    京都市京セラ美術館 | 京都府

    当館に新たにオープンする新館「東山キューブ」における開館記念展として、国際的に活躍するアーティスト、杉本博司の個展「杉本博司 瑠璃の浄土」を開催します。 杉本博司は、1970年代より、大型カメラを用いた高度な技術と独自のコンセプトによる写真作品を制作し、世界的に高い評価を受けてきました。また、古今東西の古美術や歴史資料等の蒐集、建築、舞台演出といった幅広い活動を行い、時間の概念や人間の知覚、意識の起源に関する問いを探求し続けています。 これまで幾度となく京都を訪れ、その長い歴史から思索を誘発されてきた杉本は、当地で撮影を行い、作品も生み出してきました。今回、かつて6つの大寺院が存在していた京都・岡崎の地に立つ京都市京セラ美術館が再生されるにあたり、「瑠璃の浄土」のタイトルのもと、仮想の御寺の荘厳を構想します。 瑠璃とは、ラピスラズリーの群青色や硝子などを表し、また薬師瑠璃光如来へも繋がるものです。古代から人の心を捉えて離さない、硝子-レンズ-写真にも繋がるこの不思議な物質の魔力に、杉本もまた深く魅入られてきました。本展では、世界初公開となる大判カラー作品シリーズ「OPTICKS」や、硝子にまつわる様々な作品や考古遺物が展示されます。 杉本博司の京都での美術館における初の大規模展となる本展では、「瑠璃」、「浄土」、「偏光色」をキーワードとして、写真を起点に宗教的、科学的、芸術的探求心が交差しつつ発展する杉本の創造活動について改めて考えるとともに、長きにわたり浄土を希求してきた日本人の心の在り様を見つめ直します。 ※新型コロナウイルス感染防止のため、会期変更となります。 ※当面の間、事前予約制。詳細はサイトをご確認ください。
    会期
    2020年5月26日(火)〜10月4日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00(ただし入場は17:30まで)
    料金
    一般 1,500円 / 大学・高校生 1,100円 / 中学生以下無料

    ※京都市内在住または通学の高校生は無料(確認できるものをご持参ください)。 ※障害者手帳等を提示の方は本人及び介護者1名無料。
    公式サイト https://kyotocity-kyocera.museum/
    会場
    京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
    住所
    〒606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
    075-771-4334
    杉本博司 瑠璃の浄土のレポート
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    春の光を感じると、浮足立ち嬉しくなり、なんともいえない幸せを感じます。そんな気持ちにさせてくれる美術館、「京都市京セラ美術館」が大改修工事を終え、ついにオープンします。まるで過去、現在、未来が交差しているかのようです。久々に見る螺旋階段や床のタイルに安心し、吹き抜けで広々とした中央ホールや「東山キューブ」として誕生した新館に心が躍ります。何よりどこを歩いても「光」を感じることができ、何かが始まるという期待が渦巻いています。
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