2016年4月4日(月)、東京・渋谷区の渋谷区立松濤美術館で「頴川美術館の名品」のプレス向け内覧会が開催された。
兵庫県西宮市にある頴川(えがわ)美術館の名品を、東京で約30年ぶりに公開する企画展。
頴川家は江戸時代から廻船業や山林業を営んでいた商家だが、伝来の名品は戦災で焼失。4代目頴川徳助(1899~1976)は戦後になって再び美術品を蒐集し、1971年に財団を設立、1973年に頴川美術館を創設した。
展覧会では、長次郎赤楽茶碗の代表作である重要文化財「無一物」を中心とする茶道具の名品や、伝能阿弥筆《三保松原図》(重要文化財・4/24まで展示)をはじめとした日本絵画など、計135点(前後期あわせて)を展示する。
頴川美術館の所蔵品を東京でまとめて紹介するのは、1984年の五島美術館以来となる。
「頴川美術館の名品」は渋谷区立松濤美術館で、2016年4月5日(火)~5月15日(日)に開催。観覧料は一般 500円、大学生400円、高校生・60歳以上250円・小中学生100円。
また2016年度の松濤美術館の予定として、以下も発表されている。
4月5日(火)~5月15日(日) 頴川美術館の名品
5月31日(火)~7月10日(日) 中島千波とおもちゃシリーズ 画家のひみつ
7月26日(火)~9月25日(日) サロンクバヤ:シンガポール 麗しのスタイル つながりあう世界のプラナカン・ファッション
10月8日(土)~11月20日(日) 月の美術(仮)
12月13日(火)~2014年1月29日(日) セラミックス・ジャパン 陶磁器でたどる日本のモダン
渋谷区立松濤美術館「頴川美術館の名品」の取材レポートはこちら発信:
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