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    2万年前の芸術世界 ── 「世界遺産ラスコー展」、今秋から科博など3館で開催
    (掲載日時:2016年6月13日)
    「世界遺産ラスコー展」、今秋から科博など3館で開催

    今から約2万年前、フランス南西部のラスコー洞窟でクロマニョン人が描いた壁画の魅力を紹介する展覧会が、今秋から東京など全国3会場で開催される事になり、2016年6月13日(月)、都内で記者発表が行われた。

    世界遺産であるラスコー洞窟の壁画は、保全のため現在では研究者も入る事ができないが、フランス政府は展覧会「LASCAUX INTERNATIONAL EXHIBITION」を政府公認で制作。日本展は、世界各国を巡回したこの展覧会に、日本独自のコンテンツを加えた特別展となる。

    ネアンデルタール人などの旧人の文化には芸術的要素は見当たらないが、私たちと同じ新人(ホモ・サピエンス)であるクロマニョン人はラスコー洞窟の壁画に代表されるように、豊かな創造性を持っていた事が分かっている。

    展覧会ではラスコー洞窟の中でも傑作が並ぶ「身廊(しんろう)」の壁画群と、最も謎に包まれた「井戸の場面」の絵を実物大で再現。

    ラスコー洞窟で見つかった顔料やランプなどの道具類も展示し、クロマニョン人の芸術世界に迫る。

    さらに、マンモスやオオツノジカが闊歩していた氷河期のヨーロッパで活動していたクロマニョン人の実態についても、最新科学の知見に基づいて紹介する。

    特別展「世界遺産ラスコー展 ─ クロマニョン人が残した洞窟壁画 ─」は2016年11月1日(火)~2017年2月19日(日)、国立科学博物館で開催。当日入場料は一般・大学生 1,600円、小・中・高校生 500円、金曜限定ペア得ナイト券 2,000円。8月1日(月)から前売券も発売される。

    東京展の後は、東北歴史博物館(2017年3月25日~5月28日)、九州国立博物館(2017年7月11日~9月3日)に巡回する。
     発信:インターネットミュージアム

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