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民藝と社会の関係をたどる展覧会 — 東京国立近代美術館で「民藝の100年」
(掲載日時:2021年10月25日)

東京国立近代美術館「民藝の100年」会場
東京国立近代美術館「民藝の100年」会場

民藝運動を起こした宗教哲学者、柳宗悦(1889-1961)の没後60年を記念し、民藝の歴史的な変化と社会の関係をたどる展覧会が東京で始まる。

民藝運動は1926年(大正15年)、柳宗悦、濱田庄司、河井寬次郎、富本憲吉の4人の連盟による「日本民藝美術館設立趣意書」の発刊で開始。

当時は関東大震災、鉄道網の発達と観光ブーム、戦争と国家、戦後の高度経済成長など近代化が進む時代で、民藝運動は社会の大きな節目と併走するように展開していった。

民藝の実践は、美しい「モノ」の蒐集にとどまらず、新作民藝の生産から流通までの仕組み作りや、農村地方の生活改善といった社会の問題提起、衣食住の提案、景観保存にまで広がっていった。

展覧会では各地の民藝のコレクションから陶磁器、染織、木工、蓑、ざるなどの暮らしの道具類や大津絵といった民画のコレクションを紹介。

あわせて、出版物、写真、映像などの同時代資料を展示し、計474点(前後期あわせて)の作品と資料で、民藝とその内外に広がる社会、歴史や経済を浮かび上がらせる。

柳宗悦没後60年記念展「民藝の100年」は東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー、2F ギャラリー4で2021年10月26日(火)〜2022年2月13日(日)に開催。入館料は一般 1,800円など。作品保護のため、会期中一部展示替えがある。


東京国立近代美術館「民藝の100年」会場
東京国立近代美術館「民藝の100年」会場

東京国立近代美術館「民藝の100年」会場
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