
国立歴史民俗博物館「いにしえが、好きっ!-近世好古図録の文化誌-」会場
江戸後期に編纂された図譜集『聆涛閣集古帖(れいとうかくしゅうこちょう)』をテーマに、描かれた古器物の原品や複製・模造品などを紹介する展覧会が、千葉県で始まる。
『聆涛閣集古帖』は、神戸・住吉の豪商だった吉田家が三代にわたり編纂した図譜で、現在の「図録」や「カタログ」にあたるもの。
考古資料、文書・典籍、美術工芸品など約2,400件が、精緻な筆致で描かれている。
展覧会では描かれた古器物を集めて、立体的に展示。
国宝2件・重要文化財7件を含む、貴重資料約270件を展示しながら、江戸時代のレトロ好きである「好古家」たちの、歴史資料への豊かなまなざしを明らかにする。
「いにしえが、好きっ!-近世好古図録の文化誌-」は国立歴史民俗博物館 企画展示室A・Bで2023年3月7日(火)~5月7日(日)に開催。入館料は一般 1,000円など。

国立歴史民俗博物館「いにしえが、好きっ!-近世好古図録の文化誌-」会場

国立歴史民俗博物館「いにしえが、好きっ!-近世好古図録の文化誌-」会場

国立歴史民俗博物館「いにしえが、好きっ!-近世好古図録の文化誌-」会場