2015年1月9日(金)、東京・港区の根津美術館で「動物礼讃」のプレス向け内覧会が開催された。
根津美術館と大英博物館が所蔵する2点のみしか現存しない双羊尊(そうようそん)を、初めて一カ所で展示する企画展。
双羊尊は、筒状の器の両脇に羊を表わした古代中国の彜器(いき=神や祖先をまつる儀式に用いる器)。ふたつ双羊尊は似てはいるものの、全体のフォルムや羊の顔、毛並の表現方法など、よく観察すると差異も多い。おそらく紀元前13〜11世紀に湖南省で制作されたと思われているが、今なお多くの謎を秘めている。
神仏に仕える霊獣たちを表わす仏教絵画、権威や吉祥の動物がテーマとなった水墨画や屏風絵、最後は茶会や日常生活の場に用いる品々を飾る動物たちも紹介し、全4章で動物モチーフを扱った絵画・工芸作品68件を紹介する。
「動物礼讃」は根津美術館で、2015年1月10日(土)~2月22日(日)に開催。入館料は一般 1,200円、高校生以上 1,000円、中学生以下無料。展示室5で「百椿図」、展示室6で「初月を祝う 新年の茶会」が同時開催される。
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