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レポート
ドビュッシー、音楽と美術 ― 印象派と象徴派のあいだで
アーティゾン美術館 | 東京都
音楽と美術の関係に着目
19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した音楽家、クロード・アシル・ドビュッシー。生誕150年にあたる本年、ドビュッシーと同時代の芸術、なかでも美術との関係に焦点を当てた展覧会が、ブリヂストン美術館で開催されています。
展覧会のメインビジュアルにもなっているルノワールの《ピアノに向かうイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロール》(左)
第2章 《選ばれし乙女》の時代
第4章 アールヌーヴォーとジャポニスム
第4章 アールヌーヴォーとジャポニスム
第6章 《ペレアスとメリザンド》
第9章 霊感源としての自然 ─ ノクターン、海景、風景
第9章 霊感源としての自然 ─ ノクターン、海景、風景
第10章 新しい世界
会場は高級ホテルのような雰囲気です
伝統的な楽式・和声を超え、自由な音の響きを重視した感覚的な印象で知られているドビュッシーの音楽。

ドビュッシーは1888年末のフランスの音楽アカデミーで「印象派」と呼ばれましたが、これは批判的な意図。アカデミックな伝統的手法を無視した作曲態度が非難されたのです。


第2章 《選ばれし乙女》の時代

現在の音楽史の通説では、ドビュッシーは象徴派に位置しています。

美術も音楽も、印象派の次が象徴派。印象派と象徴派は反発しながらも重なり合う部分も多く、ドビュッシーが活躍した時代は、まさに両者が影響し合う時代でした。


第3章 美術愛好家との交流 ─ ルロール、ショーソン、フォンテーヌ

オルセー美術館、オランジュリー美術館との共催となる本展。パリではオランジュリー美術館、日本ではブリヂストン美術館のみの開催です。

会場はいつものブリヂストン美術館の雰囲気とは違い、濃いブルーで統一。高級ホテルのような雰囲気は新鮮な印象です。


第9章 霊感源としての自然 ─ ノクターン、海景、風景

展覧会の構成は10章。ロセッティの詩に共感して作曲された《選ばれし乙女》にまつわる絵画、支援者だった美術愛好家からの影響、そして流行していたジャポニスムとの関連など、多面的にドビュッシーの周辺を掘り下げていきます。

出展されている作品もルノワール、モネ、マネ、モーリス・ドニ、バーン・ジョーンズから、ガレの花瓶、ロダンやカミーユ・クローデルの彫刻、さらに葛飾北斎までと、幅広いラインナップです(ドビュッシーは楽譜の表紙に北斎《神奈川沖浪裏》の表現を使っています)。


第9章 霊感源としての自然 ─ ノクターン、海景、風景

本展では展覧会だけでなく、ぜひ音声ガイドもオススメしておきたいと思います。

音楽と美術との関連がテーマの本展、BGMにドビュッシーの6曲が収録されている音声ガイドを聴きながら会場を回ると、さらにその世界に没頭できることうけあいです。曲を収録した公式CDは、ミュージアムショップでも販売しています。(取材:2012年7月25日)

知識ゼロからの美術館入門

青柳 正規 (著)

幻冬舎
¥ 1,365

料金一般当日:1,500円
 → チケットのお求めはお出かけ前にicon

会場
会期
2012年7月14日(土)~10月14日(日)
会期終了
開館時間
10:00-18:00
(祝日を除く毎週金曜日は20:00まで)

【日時指定予約制】
入館までの待ち時間の緩和、より快適な鑑賞環境をご提供するために、1日を以下の入館時間枠に区切り、その時間枠内にご入館頂きます。
①10:00-11:30  
②12:00-13:30  
③14:00-15:30 
④16:00-17:30
⑤金曜日のみ 18:00-19:30(ただし祝日を除く)

※指定した時間枠内であれば、いつでもご入館頂けます。
※入館後は閉館まで時間制限なくご鑑賞頂けます。入替制ではありません。
※各時間枠の開始時刻直後は混雑が予想され、入館をお待ち頂く場合があります。
休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替え期間、臨時休館日
※展覧会によって異なる場合があります。
住所
東京都中央区京橋1-10-1
電話 03-5777-8600
公式サイト http://debussy.exhn.jp/
料金
【前売券】
一般 1,300円 / シニア(65歳以上)1,100円 / 大学・高校生 800円
【当日券】
一般 1,500円 / シニア(65歳以上)1,300円 /
大学・高校生 1,000円
【団体券】
一般 1,300円 / シニア(65歳以上)1,100円 / 大学・高校生 800円
※団体料金は15名以上で適用
※中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方とその付き添いの方2名様まで半額
※前売券は2012年7月13日まで販売
※詳細はホームページをご覧下さい。
展覧会詳細 ドビュッシー 、音楽と美術 ― 印象派と象徴派のあいだで 詳細情報
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