ナノ世界とグローバルカルチャーのはざまで

    アートと科学が交差する 『サイエンス+フィクション』

    日本科学未来館 | 東京都

    本展は「科学と社会」「ナノテクノロジー」「脳研究」「グローバルカルチャー」「未来、科学そして社会」などのテーマについて、科学と芸術という異なるアプローチによって表現します。「科学が私たちの文化にもたらす約束と失敗は?」、「原子レベルでの操作が可能になったことの意味とは?」、「認知プロセスにおいて脳はどのように機能しているのか?」、「国際化の中で自己と他者の境界はどこにあるのか?」など、科学がもたらす問いに対し、アーティストが独自の視点で5つの作品を発表します。 会場に並ぶ5つの作品の周りには、各テーマに関連した22点のサテライトボックスが展示されます。サテライトボックスには、科学にまつわるオブジェ、画像や歴史、ニュースや研究成果がケースや引き出しの中に展示され、それらが各テーマへと導きます。リスニング・ソファでは科学者やアーティストが独自のアプローチを語り、スケッチではそれぞれのアイディアがより深く紹介されます。 また本展の展示デザインは、バロック期に発祥した「ブンダーカマー(世界中の珍しい事物を入れた箱)」に着想を得ています。本物の脳から解剖学の歴史、ナノテクノロジー研究成果からSF映画、知識人による提言や報道写真から芸術作品まで、さまざまな方向性と語り口でメッセージを発する物を、コレクションとして展示します。グローバルな視点から現代社会を切り取るメッセージの数々は、科学者とアーティストの直接対話によって可能となりました。さらに当館では、来館者により発展的に理解していただくために、科学の専門知識をもったインタープリター(展示解説員)やボランティアとの対話の場を設けています。 知識社会の未来を語るためには、高度に複雑化した科学の役割を捉え直す必要があります。『サイエンス+フィクション』は、「社会と科学」というテーマに芸術が関わり、それによって国際社会のあり方や科学の役割について、新たな議論を巻き起こそうという試みです。
    会期
    2005年12月10日(土)〜2006年2月27日(月)
    会期終了
    開館時間
    10:00~17:00(入館券の販売は閉館30分前まで)
    料金
    大人 900円、18歳以下 350円 (常設展示見学可) 団体割引・8名以上:大人 800円、18歳以下 310円 ※障害者手帳所持者は当人および付き添い者1名まで無料
    休館日 毎週火曜日(祝祭日は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)
    会場
    日本科学未来館
    住所
    〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6
    03-3570-9151
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