これまでの長編作品、『トイ・ストーリー』『バグズ・ライフ』『トイ・ストーリー2』、それに『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『Mr.インクレディブル』は、もはやアニメーション映画という域を越え、現代の「おとぎ話」として、世界中の子供たち、そして大人たちの心に残っています。色あせることのない暖かな輝きをもつこれらの作品は、これからも永遠に愛されていくことでしょう。
ピクサーが創立20周年を迎える2006年夏、世界にまた一つ新しいおとぎ話、『カーズ』が誕生します。
六本木ヒルズ 森アーツセンターギャラリーにて、アニメーションの常識を塗りかえてきたピクサーの集大成となる展覧会、「ピクサー展~『トイ・ストーリー』から最新作『カーズ』まで~」を開催します。
昨年12月のニューヨーク近代美術館を皮切りに、英国科学博物館へと巡回した本展は、いずれの会場でも大好評を博しました。今回、ピクサー・アニメーション・スタジオとニューヨーク近代美術館の協力により、『カーズ』の公開とあわせた注目の日本開催が実現します。
ピクサーの類まれな芸術性と創造性に光をあてる本展では、映画のストーリーやキャラクター、世界観などを確立するために製作されたコンセプト・アート・スケッチ、ストーリーボード、カラースクリプト、マケットなど数多くの作品を初公開します。
世界に1点しかない本展のコレクションから、お馴染みのキャラクターや世界のコンセプトが、最終的に映画作品として完成されていく過程がお分かりいただけるでしょう。
このほか本展では、立体ゾーエトロープ(『トイ・ストーリー』のキャラクターが飛び跳ねるように見えます)、物語を大きなスクリーンで体験することができる「アートスケープ」を展示します。これらのメディア作品は、ピクサーのアーティストたちが本展のために特別に製作したもので、展覧会の常識を覆す話題の作品となっています。
是非この夏、六本木ヒルズに足を運び、現代版「おとぎ話」の世界を経験してみては、いかがでしょうか。