「大竹伸朗展 -路上のニュー宇宙」

    福岡市美術館 | 福岡県

     1955(昭和30)年、東京に生まれた大竹伸朗は、18歳で画家になることを決意。自らを試すため飛び込んだ北海道・別海の牧場での無給労働や、英国・ロンドンでの制作や出会いを通じて自らの進むべき道を見いだしました。1982(昭和57)年の東京での初個展で衝撃的に美術界に登場して以後、次代を担う美術家として注目され、日本を代表する美術家として国内外の展覧会に数多く出品を重ねてきました。    大竹伸朗を作品制作に駆り立てるものは、通常の「芸術」や「美」の概念領域には入りにくいものばかりです。ゴミ、印刷のヤレ(刷り損じ)、壁のシミなど、多くの場合路上で大竹が不意に遭遇する、人の無意識の気配や時間の痕跡を濃密にたたえた事物、さらには夢のイメージや目を閉じた時にまぶたに移ろう、彼の内側に存するおぼろげな形態。多くはありふれていて、時に安っぽくうすっぺらな事物の佇まいや気配こそが、彼に「新しい(ニュー)宇宙」を投げかけ、次作への衝動を呼び覚ますのです。    本展では、大竹伸朗の作品世界の幅広さに注目しつつ、大竹自身と路上の何物かが遭遇し、彼の手により変容する様子、そして彼が遭遇した事物やイメージ同士が互いにぶつかり合い、または静かに寄り添っている様子を、過去の展覧会未発表作約170点を含む総数約600点もの絵画、水彩、素描、彫刻などによってたどります。
    会期
    2007年7月14日(土)〜8月26日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:30(入館17:00まで)
    ※7月〜10月の金・土曜日は午前9時30分〜午後8時(入館19:30まで)
    料金
    一般1200(1000)円、高大生800(500)円、小中生無料 ※( )内は20人以上の団体、シルバー手帳・身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳保持者の料金 ※本展チケットで当館の常設展示もご覧になれます。
    会場
    福岡市美術館
    住所
    〒810-0051 福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
    092-714-6051
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