神戸市立博物館開館30年記念 

    特別展 国宝桜ヶ丘銅鐸の謎に迫る

    神戸市立博物館 | 兵庫県

    今からおよそ2000年前、西日本の各地で金色に光る青銅の「かね」を使った神まつりが流行しました。その「かね」=銅鐸(どうたく)は、日本で本格的な稲作を始めた弥生時代の人々が、豊穣を祈る農耕のまつりに使ったと考えられています。これまで500個以上の銅鐸が発見されていますが、そのほとんどが山中深くに埋められていました。銅鐸は役割を終えると、地中に埋められるのが一般的だったと思われます。 昭和39年(1964)に神戸市灘区桜ヶ丘で発見された銅鐸14個と武器型青銅器である銅戈(どうか)7本も急峻な山の斜面に埋められていたものです。この発見は大量の「銅鐸・銅戈一括出土地」として、さらにこれらのなかに、他にほとんど類を見ない優れた絵画が描かれた銅鐸(絵画銅鐸)が含まれていたことから、大いに名を馳せました。さまざまな絵画に彩られた「桜ヶ丘5号銅鐸」を見た哲学者・梅原猛(うめはらたけし)氏は、これを古代芸術の最高傑作と讃えています。 銅鐸には、現在でもなお解明されていない、さまざまな謎があります。銅鐸に描かれた文様や絵画は何を意味するのか?なぜ人々は、宝器であるはずの銅鐸を山中深く埋めなければならなかったのか?どうして銅鐸は、ある時を境に役目を終え忘れ去られたのか?銅鐸の謎に迫ることは、銅鐸のまつりが果たした役割を解き明かし、「ムラ」から「クニ」へと大きく社会が動く弥生時代を解き明かす重要な手掛かりとなります。 今回の特別展では、最新の研究成果に導かれつつ、桜ヶ丘銅鐸を中心に、「銅鐸の謎」に迫ります。また、かつて市内から出土した銅鐸をはじめ、各地から多数の銅鐸が会します。
    会期
    2012年7月14日(土)〜9月2日(日)
    会期終了
    開館時間
    火~木・日曜日 10時~18時
    金曜日 10時~20時
    土曜日 10時~21時
    (いずれも入館は閉館時間30分前まで)

    開催する特別展によっては、上記の時間を変更する場合があります。
    詳しくは当館ホームページをご覧ください。
    料金
    ※9月2日の会期終了まで、クールスポット特別割引料金でご覧いただけます。
    【当日券】
    一 般 200円 / 高校・大学生 150円
    小・中学生 100円
    休館日 毎週月曜日
    公式サイト http://www.city.kobe.lg.jp/museum/
    会場
    神戸市立博物館
    住所
    〒650-0034 兵庫県神戸市中央区京町24
    078-391-0035
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