白絵(しろえ) -祈りと寿(ことほ)ぎのかたち-

神奈川県立歴史博物館 | 神奈川県

かつて、人の一生のさまざまな場面に現れる〈白〉の造形がありました。  平安時代、出産の場には白い綾絹を貼った白綾屏風を立て回し、妊婦や介添えの女性たちは白い装束に身を包んで、生命の誕生を迎えました。やがて白綾屏風は、白地に白の絵の具で松竹鶴亀を描く白絵屏風へと変化し、白木に白で文様を描く白絵の調度とともに、産所のしつらいとして受け継がれました。そして、江戸時代には、成長をめぐる折々の儀礼や婚礼の際にも、白絵の調度が調えられるようになります。白地に白で、白木に白で文様を描く「白絵」という技法は、さまざまな色を用いた鮮やかな造形表現とは一線を画すものと言えます。そして、眼を転じれば、白い袿を被せられた死者を描く「六道絵」や、白装束の葬列を描く絵画作品に見るように、〈白〉は人の死とも関わりの深い色でした。  人々の生命にかかわる場に現れる〈白〉の造形には、どのような祈りが込められていたのか。この展覧会では、白一色による表現を選び取った「白絵」という〈かたち〉に注目し、人々の意識の奥底に受け継がれた、祈りと寿ぎの美のあり様を考えていきます。
会期
前期:2014年10月11日(土)~10月26日(日) 後期:10月28日(火)~11月16日(日)
会期終了
開館時間
9:30~17:00(入館16:30迄)
料金
大人 900円(800円)/20歳未満・学生 600円(500円)/65歳以上・高校生…100円
※()内は20名以上の団体料金
※中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方は無料
休館日
月曜日休館 ただし10月13日(月祝)、11月3日(月祝)は開館
公式サイトhttp://ch.kanagawa-museum.jp/tenji/toku/toku.html
会場
神奈川県立歴史博物館
住所
〒231-0006 神奈川県横浜市中区南仲通5-60
045-201-0926
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〈白〉に込められた人々の想い
出産、成長、婚礼…。人生の節目において、日本では白地に白で文様を描く「白絵」の表現が用いられてきました。これまでの美術史ではあまり顧みられなかった白絵を中心とした企画展が、神奈川県立歴史博物館で開催中です。
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