戦後日本住宅伝説 ― 挑発する家・内省する家

    八王子市夢美術館 | 東京都

    八王子市夢美術館では戦後日本を代表する建築家が設計した住宅作品の展覧会を開催します。 戦後の日本ほど個人住宅という分野を発達させた国は他にありません。特に1950年代から70年代までの個人住宅には傑作といわれる作品が数多く存在し、それらは今日の建築家にも大きな影響をあたえています。本展は、そうした時代に手がけられたいわば伝説となったといえる16の住宅作品について、16人の建築家のコンセプトとともに紹介するものです。多くの国家的なプロジェクトを手がけた丹下健三が設計した1953年竣工の《住居》からはじまり、1976年に竣工した伊東豊雄の《中野本町の家》と安藤忠雄の《住吉の長屋》まで、ここでとり上げる16の住宅作品の様相は実に様々です。伝統の中にそのヒントを得たもの、住宅にしかできないことを追求したもの、思索の場として住宅を考えたもの、都市とのかかわりの中で住宅を捉え表現したものなど、16の住宅作品は多様な課題に向き合い「住」について提起しています。戦後日本の住環境は、少ない建設費、極小や不整形な敷地、あるいは「うさぎ小屋」や「うなぎの寝床」といった言葉に代表されるように必ずしも恵まれた条件下にあったとはいえませんが、こうした限られた条件を積極的に読み替え、珠玉の空間を生み出した若き日の建築家の作品もここには含まれています。世界的に見ても特異な環境から発展を遂げた戦後日本の住宅。その中でも最も熱い視線が注がれた時代の16の住宅作品を同時に眺めてみることは、現代に住む我々に新たな「住」の視点を見出す機会を提供してくれるはずです。
    会期
    2015年6月14日(日)〜7月20日(月)
    会期終了
    開館時間
    10:00~19:00(入館は18:30まで)
    料金
    一般 500円[400円]/学生(小学生以上)・65歳以上 250円[200円]
    ※[ ]内は15名以上の団体料金
    ※未就学児無料 土曜日は小中学生無料 
    休館日 月曜日休館 ただし7月20日は開館
    会場
    八王子市夢美術館
    住所
    〒192-0071 東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F
    042-621-6777
    おすすめレポート
    学芸員募集
    ポーラ美術館 学芸員及びエデュケーター募集 [ポーラ美術館]
    神奈川県
    肥後の里山ギャラリーの企画・運営担当者(学芸員) [肥後銀行本店 肥後の里山ギャラリー]
    熊本県
    新潟市歴史博物館 学芸員(嘱託職員)募集 [新潟市歴史博物館]
    新潟県
    鳥取県立博物館 学芸員(美術工芸)募集 [鳥取県立博物館]
    鳥取県
    独立行政法人国立美術館 国立新美術館 総務課研究補佐員(広報室)公募(2025年11月6日 正午締切) [国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)]
    東京都
    展覧会ランキング
    1
    東京都美術館 | 東京都
    ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
    開催中[あと68日]
    2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
    2
    上野の森美術館 | 東京都
    「正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-」
    開催中[あと26日]
    2025年9月20日(土)〜11月9日(日)
    3
    出羽桜美術館 | 山形県
    没後40年 有元利夫 優美な絵画世界への誘い
    開催中[あと54日]
    2025年9月5日(金)〜12月7日(日)
    4
    東京国立博物館 | 東京都
    特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」
    開催中[あと47日]
    2025年9月9日(火)〜11月30日(日)
    5
    国立西洋美術館 | 東京都
    オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
    開催まであと11日
    2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)