富士山―信仰と芸術―

    静岡県立美術館 | 静岡県

    古代において、富士山は神の棲まう聖なる地として崇拝され、人々ははるか麓からその姿を拝しました。平安時代になると修行の山としての側面を持ちはじめ、中世以降、富士山への信仰登山は一般にまで広まります。江戸時代には「富士講」が隆盛するようになり、その熱気は、幕府がたびたび禁止令を出すほど盛んなものでした。  壮大で麗しい姿、ときに活火山として火を噴き荒ぶる姿は、人々の胸に深く刻まれ、祈りの心を生み、私たちはそれを連綿と受け継いできたのです。そのような富士のエネルギーは、あまたの創造活動の源ともなってきました。例えば、富士山の図像として広く知られる葛飾北斎《冨嶽三十六景》も、近世の富士山信仰の盛り上がりを抜きに、その成立は考えられません。  本展は、富士山に縁の深い静岡・山梨両県が手を携えて開催するもので、多岐にわたる富士山と文化の関わりのなかでも、特に富士山信仰を核として、その歴史的変遷はもとより、信仰を起点として生み出された芸術作品の数々についてもご紹介します。信仰という視点から捉え直すことにより、作品に託された重層的な意味を明らかにしていきたいと思います。 ※この展覧会は山梨県立博物館に巡回します。(作品の一部に入替があります。) 10月24日(土)~11月30日(月) ※会期中展示替えがあります。
    会期
    2015年9月5日(土)〜10月12日(月)
    会期終了
    開館時間
    午前10時〜午後5時30分(展示室への入室は午後5時まで)
    料金
    一般 1,000円(800円)
    70歳以上 500円(400円)
    大学生以下 無料
    ※( )内は20名以上の団体および前売料金
    ※収蔵品展・ロダン館も併せてご覧いただけます。
    ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は無料
    休館日 9月7日(月)、14日(月)、24日(木)、28日(月)、10月5日(月)
    公式サイト http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2015/03.php
    会場
    静岡県立美術館
    住所
    〒422-8002 静岡県静岡市駿河区谷田53-2
    054-263-5755
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