猪風来美術館(新見市法曽陶芸館)では、恒例の「秋の縄文野焼き祭り」を開催します。1万5千年以上前に生まれた世界の器文化のルーツのひとつである縄文土器、その類例のない独自の造形美がいま世界の人々を魅了しています。大自然の生命原理に根差した豊かな精神性が織りなす縄文造形は現在と未来に向けた新たなメッセージ・出発点です。そして大地から天に開かれた窯のない野炉で、太陽と風と火の力によって土器・土偶を焼き上げる「縄文野焼き」は、大地に抱かれて生きる縄文スピリットの真髄そのもの。当日は生命の躍動する文様が刻まれた作品約100点をスタッフ・参加者皆で焼き上げます。
またお馴染みの縄文土器による煮炊きや勾玉作り・縄文土偶作りなどの体験コーナーなども企画しています。また焼き上がった作品の中から「縄文野焼き大賞」など各賞の選考・表彰があります。また野焼き終了後には大地と炎に感謝を込めて、今回初披露の「縄文大地の精霊ダンス」を皆で輪になって踊ります。
お忙しい中とは存じますが、皆様お誘い合わせてご参加いただきますようご案内申し上げます。
※雨天時は14日に延期