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日本屈指の甲冑軍団
コレクションはバラエティ豊か







The Watanabe Art Museum Samurai Armour Collection Volume 1: Kabuto & Mengu

Paperback – 2011
by Trevor Absolon
日本屈指の甲冑群団
渡辺美術館の目玉といえば、やはり甲冑。約250両の甲冑を所蔵しており、うち約100両を常時展示。長い展示ケースにずらりと甲冑が並ぶさまは、まさに圧巻です。

日本における甲冑は、古墳時代の埴輪にも見られますが、当初は大陸からの影響が顕著でした。平安時代に武士が台頭する中で、甲冑も発達。源氏と平氏が争った時代には、大型の華麗な「大鎧」が誕生し、ここに日本独自のスタイルが確立されました。

その後時代が進み、戦い方も馬上で弓を射る騎射戦から、集団戦や接近徒歩戦、そして鉄砲による戦いと変化する中で、甲冑のスタイルも変化。軽量かつ大量生産に向くよう小型化が進んでいきます。一方で戦国時代末期には「変り兜」も流行。奇抜なデザインの兜が、競うように作られました。

江戸時代に入ると、実戦を離れた甲冑は武家社会の儀礼用に。明治維新とともに表舞台からは消えていきました。

実用では用いられなくなった甲冑ですが、その豊かな装飾性は日本だけでなく、近年は海外からも熱い注目を集めています。

渡辺美術館には数年前に英国から研究者が来日して、数年にわたって館が所蔵する甲冑を調査。2011年には研究をまとめた書籍「The Watanabe Art Museum Samurai Armour Collection」が刊行されました。

書籍では、さまざまな様式の甲冑を図解入りで解説。多くの甲冑をひとつの美術館で所蔵している渡辺美術館だからこそ成し得た成果といえるでしょう。


※渡辺美術館では甲冑の着付け体験も有料で実施しています。詳しくは、美術館までお問い合わせください。

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