ニュース
    円山・四条派の大河を展観 ── 「円山応挙から近代京都画壇へ」展、東京と京都で開催へ
    (掲載日時:2019年4月16日)
    展覧会を説明する、東京藝術大学大学美術館の古田亮准教授。左は東京展に出展される、円山応挙《山中乗馬図》東京藝術大学蔵
    展覧会を説明する、東京藝術大学大学美術館の古田亮准教授。左は東京展に出展される、円山応挙《山中乗馬図》東京藝術大学蔵


    円山応挙と呉春を起点にした京都画壇の流れをたどる大規模展が、今夏から東京と京都で開催される事となり、2019年4月16日(火)、都内で記者発表が行われた。

    池大雅、伊藤若冲、与謝蕪村ら、様々な画家が活躍していた18世紀の京都において、円山応挙(1733-1795)は写生画で一世を風靡し、円山派を確立。呉春(1752-1811)は与謝蕪村に学び、応挙にも師事し、写生画に瀟洒な情趣を加味した四条派が生まれた。

    両派は円山・四条派として京都の本流となり、近代の京都画壇まで重要な位置を占めている。

    展覧会では応挙と呉春から、長沢芦雪、渡辺南岳、岸駒、岸竹堂、幸野楳嶺、塩川文麟、森徹山、菊池芳文、竹内栖鳳、山元春挙、上村松園ら、近世から近代へ引き継がれた系譜を展覧。

    重要文化財12件を含め、約120点(東西開催合わせて)を紹介する。

    展覧会の目玉は、円山応挙最晩年の最高傑作とされる兵庫・大乗寺の襖絵。「松に孔雀図」「郭子儀図」など客殿の作品を中心に、再現展示が行われる。

    展覧会は以下の4つの構成となる
     「すべては応挙にはじまる。」
     「山、川、滝。自然を写す。」
     「美人、仙人。物語を紡ぐ。」
     「孔雀、虎、犬。命を描く。」

    展覧会「円山応挙から近代京都画壇へ」は、東京藝術大学大学美術館で2019年8月3日(土)〜9月29日(日)、京都国立近代美術館で11月2日(土)〜12月15日(日)に開催。東京展・京都展とも前期後期で大幅に展示替えされる。

    一般1,500円(1,200円) 高校・大学生1,000円(700円) (中学生以下は無料)

    東京展の観覧料は当日券が一般 1,500円など。前売(一般 1,300円)は6月10日(月)から発売。早割ペア券(2枚セット 2,400円)は5月10日(金)から、「応挙てぬぐい」が付いたグッズセット券(2,000円)は6月10日(月)から発売。
     発信:インターネットミュージアム

    「円山応挙から近代京都画壇へ」公式サイト
    おすすめレポート
    ご招待券プレゼント
    学芸員募集
    阪神甲子園球場職員(歴史館担当) [阪神甲子園球場(兵庫県西宮市、阪神電車「甲子園駅」徒歩3分)]
    兵庫県
    【公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集! [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
    東京都
    地域おこし協力隊(文化財調査・活用促進員)募集します! [小坂町郷土館博物館]
    秋田県
    日本科学未来館ミュージアム専門員の募集 [日本科学未来館]
    東京都
    名古屋市科学館学芸員(理学・工学分野)募集 [名古屋市科学館]
    愛知県
    展覧会ランキング
    1
    TOKYO NODE | 東京都
    Mrs. GREEN APPLE MGA MAGICAL 10 YEARS EXHIBITION『Wonder Museum』
    開催中[あと30日]
    2025年12月6日(土)〜2026年1月9日(金)
    2
    國學院大學博物館 | 東京都
    企画展「性別越境の歴史学」
    開催中[あと75日]
    2025年12月6日(土)〜2026年2月23日(月)
    3
    国立新美術館 | 東京都
    ルーヴル美術館展 ルネサンス
    開催まであと273日
    2026年9月9日(水)〜12月13日(日)
    4
    森アーツセンターギャラリー | 東京都
    マチュピチュ展
    開催中[あと81日]
    2025年11月22日(土)〜2026年3月1日(日)
    5
    国立西洋美術館 | 東京都
    チュルリョーニス展
    開催まであと108日
    2026年3月28日(土)〜6月14日(日)