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    著名な絵画に没入体験 ― 「Immersive Museum」が今春登場
    (掲載日時:2020年2月13日)
    記者発表にて 左から、Immersive Museum コンテンツプランナー 西田淳(株式会社ドリル)、Immersive Museum プロデューサー 野口貴大(株式会社電通)
    記者発表にて 左から、Immersive Museum コンテンツプランナー 西田淳(株式会社ドリル)、Immersive Museum プロデューサー 野口貴大(株式会社電通)

    クロード・モネの《睡蓮》など、世界的に有名な絵画に没入できる体験型ミュージアムが開設される事となり、2020年2月13日(木)、都内で記者発表が行われた。

    開設されるのは「Immersive Museum(イマーシブミュージアム)」。Immersiveは「没入した、どっぷりつかった」の意味で、著名絵画をデジタル映像でコンテンツ化し、高さ5.5メートル、約1400㎡の広大な屋内空間の壁面と床面に投影。絵画に包まれる没入映像と立体音響体験で、新感覚の体験型アートを楽しむ事ができる。

    コンテンツを手がけるのは、株式会社ドリル。コンテンツプランナーの西田淳氏は「今の美術展は順路に沿って鑑賞し、立ち止まる事も難しく、美術体験として乏しい」とし、「特定のビューポイントを持たず、視点を転換する」ことで、新しい美術体験ができる展示を目指する。

    今回のプログラムでデジタル映像になるのは、印象派を代表する8名の画家が描いた約70作品。「印象・日の出」では、19世期当時にモネが見たであろうル・アーヴル港を絵画作品と融合させるなど、絵画を映像化するだけではなく、作品世界に深く入るための独自要素を数多く加えた。

    他に「印象派の技法」「モネの連作」など8シーンで、30〜40分程度の映像になる予定。

    画家はモネの他、エドガー・ドガ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、カミーユ・ピサロ、ベルト・モリゾ、アルフレッド・シスレー、ギュスターヴ・カイユボット、メアリー・カサット。監修は早稲田大学文学学術院の坂上桂子教授が務める。

    「Immersive Museum」は2020年4月17日(金)~8月12日(水)、寺田倉庫G1-5Fにて開催。入場料は大人 2,500円、中学生・高校生 1,500円、小学生 800円。

    チケットは2月15日(土)から発売。会期はオリンピックにかかっているため、訪日外国人の集客も目指すほか、今後、コンテンツを海外で展開する事も視野に入れている。

    「Immersive Museum」のチケットはこちらiconicon

     発信:インターネットミュージアム

    Immersive Museum(イマーシブミュージアム) 公式サイト
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