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国立科学博物館 特別展 グレートジャーニー 人類の旅

■6万年続く旅を続けるために
【会期終了】 「グレートジャーニー」とは、6万年前に世界中に拡散して行った人類の旅路のこと。探検家・関野吉晴さんは1993年から2002年にかけて、南米・ナバリーノ島から人類最古の足跡化石が発見されたタンザニア・ラエトリまで、自分の腕力、脚力だけで「グレートジャーニー」をたどりました。この展覧会では、関野さんが出会った過酷な環境下で生きる原住民の生活と知恵を見ることができます。
南米・アマゾンの熱帯雨林、中央アメリカ・アンデスの高地、アラスカ・シベリアの極北、アタカマ・ゴビなど砂漠の乾燥地帯。人が暮らしていくには過酷過ぎると思われる環境で、原住民たちは祖先から受け継ぐ知恵を用いて逞しく生き抜いています。


2つ目の地域、高地

原住民の文化の中には今は廃れてしまったものもあります。今回展示されている干し首も、実はアマゾンの原住民たちがお土産として売っていたもの。元は宗教的な意味合いで作られていましたが、近代になって彼らの住む地域に観光客がきたことで、金儲けの対象に変化していったのです。


3つの干し首は国立科学博物館の所蔵。10年ぶりの展示です

展覧会の目玉、チンチョロ文化のミイラは5000年前に作られたの子供のミイラです。南米アタカマ砂漠のチンチョロ族は、エジプトより2000年も前からミイラを作っていたことが分かっています。


チンチョロ文化のミイラ。顔はマスクをつけています

関野さんは2009年から2011年まで、日本人のルーツを探る航海を行いました。東南アジアから黒潮に乗って石垣島までを渡りましたが、旅に使った船は徹底した手作り。木を切る道具を作るために、まず海岸で砂鉄を集めるところから始めました。船の製作に10カ月を要しています。


道具と船の製作過程と航海の様子も上映されています

関野さんの旅を辿った後、「私たちの将来を考えるために必要な10の事柄」が提示されます。気候問題や資源、環境汚染など。改めて見ると、今を生きる人類に課せられた宿題の重さに少し戸惑ってしまいます。

最後に、グレートジャーニーの出発点、ラエトリの足跡化石から復元されたアファール猿人の家族に出会えます。彼らから始まり、まだ続く人類の「グレートジャーニー」を未来にバトンタッチするため、生き方を考える必要がありそうです。
[ 取材・撮影・文:川田千沙 / 2013年3月15日 ]


料金一般当日:1,500円
 → チケットのお求めはお出かけ前にicon

 
会場国立科学博物館
開催期間2013年3月16日(土)~6月9日(日)
所在地 東京都台東区上野公園7-20
TEL : 03-5777-8600(ハローダイヤル)
HP : http://gj2013.jp
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