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STAR WARS™ Identities: The Exhibition
■あなただけのキャラが作れます
1977年に封切られたスター・ウォーズ(日本公開は1978年)。今年12月に公開される「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」で、ついにスカイウォーカー家の物語は完結します。その壮大な世界観を満喫できる展覧会が、寺田倉庫G1-5Fで開催中です。
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スター・ウォーズが全米で公開されたのは1977年5月25日。今から思うと嘘のようですが、この日に封切った映画館はわずか32館。事前の評判も芳しくなく、自信を失ったジョージ・ルーカスは公開日に旅行に出かけ、電話もテレビもない別荘に籠っていたという逸話があります。
一応おさらいすると、スター・ウォーズの実写映画本編は全9作。77年~83年にエピソード4・5・6、99年~05年にエピソード1・2・3、15年~17年にエピソード7・8が公開されました。 それぞれ主人公は、ルーク・スカイウォーカー、アナキン・スカイウォーカー、レイ。ルークとアナキンは実の親子、ルークの弟子がレイです。宇宙を舞台に繰り広げられる、スカイウォーカー家を軸にした物語、印象的なタイトルロゴや壮麗なテーマ曲を、知らない人はいないでしょう。 展覧会は2012年にカナダ・モントリオールを皮切りに、これまで7か国12都市で開催され、累計約200万人を動員した「STAR WARS Identities」の日本版です。2003年からの巡回展「アート オブ スター・ウォーズ展」など、スター・ウォーズをテーマにした美術展はこれまでも開催されていますが、本展は展示と体験の二本立てになっているのが大きな特徴といえます。 まずは展示から。映画で実際に俳優たちが着用した衣裳や、作中で使用された小道具、模型など、ファン垂涎の資料がずらりと並びます。コンセプト・アートを見ると、映画で採用されたデザインとは大きく異なるものもあり、その制作過程もお楽しみいただけます。 実は現在、ロサンゼルスで「Lucasfilm museum」の建設が進んでおり(2021年完成予定)、今回の展示品も今後は同館に収蔵される事が決定ずみ。という事は、これだけの規模の展示品を見ることができるのは、日本では最後の機会となります。 展覧会の目玉といえるのが、体験型のインタラクティブ・クエストです。入場時にID付きのブレスレットが配布され、会場内の10カ所でブレスレットをタッチ。質問に応えていく事でオリジナルキャラクターを作っていくという、アミューズメント性が高いコンテンツです。 質問は、スター・ウォーズに登場する種族や星を選んだり、自分の性格を問われるなど、さまざま。適当に選ばずに、じっくり真面目に質問に答えていくのがポイントです。最終的に自分の価値観が反映されたキャラクターが出来上がり、メールで転送する事も可能。SNSでシェアしてみてください。 展示鑑賞とインタラクティブ体験、そしてグッズの物色まで含めると、たっぷり時間をとって楽しみたい展覧会です。チケットは入場時間が決まっている日時指定制なので、公式サイトでお買い求めください。 [ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2019年8月7日 ]
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