インターネットミュージアム
美術館・博物館・イベント・展覧会 インターネットミュージアム
  インターネットミュージアム  >  取材レポート  >  磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才

磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才

■磯江毅は夭折した。だが、絵は残った。
【会期終了】 大阪に生まれ、単身でスペインに渡って油彩による写実絵画を探求、スペイン名「グスタボ・イソエ」として成功をおさめましたが、2007年に53歳で急逝した磯江毅(いそえつよし)。初の本格的な回顧展が、練馬区立美術館で始まりました。
磯江毅は1954年、大阪生まれ。大阪市立工芸高等学校を卒業後、本場で西洋美術を学びたいと志し、1974年、20歳のときに単身でスペインに渡り、以後30年余に渡って油彩による写実絵画を探求します。

デッサン研究所や王立美術学校で学ぶかたわら、プラド美術館で模写に没頭。西洋美術の技法を着実に習得していきました。確かな技法に裏付けられた作品は徐々に注目を集めるようになり、1978年にはマドリードの由緒ある公募展で2等を受賞、1981年には当時のスペイン最大のコンクール「バルセロナ伯爵夫人賞展」で名誉賞を受賞するなど、マドリード・リアリズムの俊英画家として高い評価を確立していきます。

展覧会場

裸婦や静物画に現れたそのリアリズム表現は、まさに徹底的。「写真と見間違えるよう」という表面的なことだけではなく、その事物が内包している性質や、経てきた時間までも表現していく、作者の執念が伝わってくるような作品群です。本展では初期から絶作までの代表作、約80点を一堂に集めました。

磯江は1996年には日本にもアトリエを構え、スペインと日本を行き来しながら活動するようになります。2005年には広島市立大学芸術学部の教授に就任、日本での活躍も期待されましたが、2007年に惜しくも53歳で病没してしまいました。

数々のデッサン

「これほど時代を超えた写実があろうか。磯江毅は夭折した。だが、絵は残った。」(作家・佐伯泰英  ─ 展覧会のフライヤーより)

50歳になってからもマドリードの美術解剖学の講義に出席し、身体の研究を続けた磯江。徹底した研究と卓越した技術で、対象の精神に切り込んでいった稀有な画業は、色あせることがありません。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2011年7月12日 ]

増補 磯江毅|写実考

磯江毅 (著)

美術出版社
 

 
会場練馬区立美術館
開催期間2011年7月12日(火)~10月2日(日)
所在地 東京都練馬区貫井1-36-16
TEL : 3577-1821
HP : http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/
展覧会詳細へ 磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才 詳細情報
取材レポート
国立科学博物館「特別展 「恐竜博 2019」
恐竜博 2019
国立新美術館「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」
ウィーン・モダン
東京国立博物館「特別企画 奈良大和四寺のみほとけ」
奈良大和四寺
小田原文学館「「坂口安吾」ができるまで」
「坂口安吾」展
渋谷区立松濤美術館「華めく洋食器 大倉陶園100年の歴史と文化」
大倉陶園100年
千葉市美術館「没後60年 北大路魯山人 古典復興 ― 現代陶芸をひらく ―」
北大路魯山人
サントリー美術館「遊びの流儀 遊楽図の系譜」
遊びの流儀
東京都江戸東京博物館「発掘された日本列島2019」'
発掘された日本列島
国立新美術館「クリスチャン・ボルタンスキー ― Lifetime」
ボルタンスキー展
ちひろ美術館・東京「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」'
ショーン・タン展
日本科学未来館「企画展「マンモス展」 その「生命」は蘇るのか」'
マンモス展
ホキ美術館「スペインの現代写実絵画
スペインの現代写実
静嘉堂文庫美術館「書物にみる海外交流の歴史~本が開いた異国の扉~」
[エリアレポート]
書物にみる海外交流
細見美術館「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」
[エリアレポート]
タラブックスの挑戦
国立新美術館「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」
[エリアレポート]
ウィーン・モダン
三井記念美術館「日本の素朴絵 ― ゆるい、かわいい、たのしい美術 ―」
[エリアレポート]
日本の素朴絵
国立西洋美術館「国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展」
[エリアレポート]
松方コレクション展
入江泰吉記念奈良市写真美術館「石内都 布の来歴 ― ひろしまから」
[エリアレポート]
「石内都」展
第3回 インターネットミュージアム検定
ミュージアグッズのオンラインショップ ミュコレ
2019年の展覧会予定(東京・名古屋・大阪 近郊)
皇室がご覧になった展覧会 博物館・美術館の情報
テレビでミュージアム 博物館・美術館の情報
エリアレポート(読者による取材記事) 博物館・美術館の情報
ニュース
一覧
東日本大震災・ミュージアム関連情報サイト MUSEUM ACTION
イベント検索ランキング
特別展 「恐竜博 2019」 特別展「三国志」 ハプスブルク展−600年にわたる帝国コレクションの歴史 国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展
唐三彩 ― シルクロードの至宝 ― 福島復興祈念展「興福寺と会津」 メスキータ展 マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン 展
博物館・美術館検索
ミュージアム干支コレクションアワード 干支コレクションアワード「猪」
グランプリは「ペッカリー(ヘソイノシシ)象形土偶」でした
ミュージアムキャラクターアワード2018 ミュージアムキャラクターアワード
2018、グランプリは
「雷切丸くん」でした
人気の展覧会 ブログパーツ アクセス数が多い展覧会を地域別にご紹介、ご自由にどうぞ。
刀剣乱舞(とうらぶ)に登場する刀たち 「刀剣乱舞-ONLINE-」に実装された刀、IM取材分をまとめました。
パートナーサイト 関連リンク集

             

博物館、美術館、展覧会の情報登録
博物館、美術館、展覧会に最適。広告のお問い合わせ
インターネットミュージアムへのお問い合わせ

Copyright(C)1996-2019 Internet Museum Office. All Rights Reserved.
ミュージアム・博物館・美術館の情報サイト[インターネットミュージアム]は、丹青グループが運営しています
協力/ (株)丹青研究所 、編集・制作/ (株)丹青社