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    万博で欧米を魅了、渡辺省亭の世界 ー 東京藝術大学大学美術館
    (掲載日時:2021年3月26日)


    東京藝術大学大学美術館「渡辺省亭 欧米を魅了した花鳥画」

    明治~大正にかけて活躍した画家、渡辺省亭の作品世界を紹介する大規模な展覧会がはじまる。

    渡辺省亭は嘉永4年(1852)、江戸生まれ。16歳で歴史画家・菊池容斎に入門。起立工商会社に入社し、輸出用工芸図案を担当するなか、明治11年(1878)のパリ万博への出品を機に渡仏。

    帰国後は内外の博覧会や展覧会で活躍するも、明治30年代以降は展覧会や美術団体と距離をおき、市井の画家として活動。大正7年(1918)に68歳(数え年)で死去した。

    展覧会では、日本的な情緒と西洋的な写実の両面を兼ね備えた省亭の世界を、これまで知られていなかった個人コレクションを中心に通覧。

    得意とした花鳥画をはじめ、国宝・迎賓館赤坂離宮「花鳥の間」を彩る七宝額の原画、自ら編集した多色摺木版による雑誌『美術世界』、「省亭風」とされて人気を博した美人画など、海外からの里帰りを含め、さまざまな作品を紹介する。

    「渡辺省亭 欧米を魅了した花鳥画」は東京藝術大学大学美術館で2021年3月27日(土)〜5月23日(日)に開催。入館料は一般 1,700円など。事前予約制ではない。



    東京藝術大学大学美術館「渡辺省亭 欧米を魅了した花鳥画」


    東京藝術大学大学美術館「渡辺省亭 欧米を魅了した花鳥画」

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