ニュース
    国宝「鳥獣戯画」全巻全場面を公開 ― 東京国立博物館
    (掲載日時:2021年4月12日)

    特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」会場
    特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」会場

    京都・高山寺が所蔵する国宝「鳥獣戯画」の甲・乙・丙・丁全4巻の全場面を公開する展覧会が、東京国立博物館ではじまる。

    鳥獣戯画は擬人化した動物たちや人びとの営みを墨一色で躍動的に描いた作品。兎や蛙、猿が登場する甲巻が有名だが、この他に動物図鑑のような乙巻、人物戯画・動物戯画から成る丙巻、人物中心の丁巻がある。

    4巻を合計すると44メートルを超えるが、本展ではこの長大な画面を、会期を通じて一挙に公開。展覧会では初めての試みとなる。

    甲巻の前には、美術展では初めて「動く歩道」を設置。兎と蛙が相撲をとる場面は、歩道に乗ったまま見る事となる。

    展覧会では4巻のほか、4巻から分かれた断簡、さらに原本ではすでに失われた場面を留める模本の数々も集結。

    あわせて重要文化財「明恵上人坐像」なども展示し、鎌倉時代の僧で高山寺を再興した明恵上人の魅力にも迫る。

    展覧会は当初、2020年7月14日(火)~8月30日(日)の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により開催が延期されていた。

    特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」は2021年4月13日(火)~5月30日(日)、東京国立博物館 平成館で開催。観覧料は一般 2,000円など。事前予約制(日時指定券)。


    特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」会場
    特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」会場

    特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」会場
    特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」会場

    特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」会場
    特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」会場

    このニュースに関連するミュージアム
    おすすめレポート
    学芸員募集
    (公財)サントリー芸術財団 サントリー美術館 職員(運営担当)募集 [サントリー美術館]
    東京都
    読売新聞東京本社事業局 中途採用者募集! [読売新聞東京本社(大手町)]
    東京都
    大阪府立博物館 学芸員募集(考古・古代史) [大阪府立近つ飛鳥博物館 又は 大阪府立弥生文化博物館]
    大阪府
    【公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集 [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
    東京都
    丸沼芸術の森 運営スタッフ募集中! [丸沼芸術の森]
    埼玉県
    展覧会ランキング
    1
    東京オペラシティ アートギャラリー | 東京都
    宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO
    開催中[あと57日]
    2024年4月11日(木)〜6月16日(日)
    2
    東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ) | 東京都
    逆境回顧録 大カイジ展
    開催中[あと22日]
    2024年3月16日(土)〜5月12日(日)
    3
    大阪中之島美術館 | 大阪府
    没後50年 福田平八郎展
    開催中[あと16日]
    2024年3月9日(土)〜5月6日(月)
    4
    SOMPO美術館 | 東京都
    北欧の神秘 ― ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画
    開催中[あと50日]
    2024年3月23日(土)〜6月9日(日)
    5
    東北歴史博物館 | 宮城県
    世界遺産 大シルクロード展
    開催中[あと50日]
    2024年4月9日(火)〜6月9日(日)