
さかい利晶の杜「茶のうつわ-堺環濠都市遺跡から出土した名品-」会場
大阪府堺市の堺環濠都市遺跡から出土した茶陶の名品を紹介する展覧会が、堺市の「さかい利晶の杜」で開催されている。
堺環濠都市遺跡には室町時代から江戸時代にかけての堺のまちが埋もれており、特に慶長20年(1615)の大坂夏の陣で被災したまちの跡は、良好な状態で広範囲に残っている。
堺では安土桃山時代に武野紹鷗や千利休などの茶人が活躍。遺跡からは茶の湯に関連する陶磁器も多数発見されており、展覧会では慶長20年の戦火で被災したまちの跡から出土した名品を中心に約100点を展示。千利休没後の、いわゆる「織部様式」の茶の湯を探る。
展覧会では、観覧者が展示品の中からイチオシのうつわに投票する“推しうつわ”投票企画も実施。会期終了日の10月16日(日)まで募集し、結果はさかい利晶の杜のWEBサイトで公開される。
さらに、出土品に実際に触れることができるコーナーも設置される。
企画展「茶のうつわ-堺環濠都市遺跡から出土した名品-」は「さかい利晶の杜」で2022年9月17日(土)~10月16日(日)に開催。観覧料は一般 300円など。
9月24日(土)と10月15日(土)には、各日午後2時から展示解説も実施される(20分程度、参加は無料だが展示観覧券が必要)。